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イコールロジックに次ぐ、クラウド向けストレージの柱へ

デル、ストレージベンダー3PARを買収

2010年08月17日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 8月16日、米デルはストレージベンダーの3PAR(スリーパー)を約11億5000万ドル(985億円)で買収することを発表した。

3PARの「3PARのInServストレージ・サーバー」

 1999年に設立された3PARは、「ユーティリティストレージ」と呼ばれるクラスタ型のストレージを製造・販売している。ストレージ階層化の自動処理やシンプロビジョニング、重複排除など近年の仮想化対応ストレージのトレンドとなる機能をいち早く投入し、グリーン化への取り組みも積極的に行なっていた。8月5日には、VMware vSphere 4.1へのフルサポートとStorage APIへの対応を発表したばかり。

 一方、デルはEMCとの戦略提携により、ハイエンドから中小規模までの製品をラインナップするとともに、2007年に約14億円でiSCSIストレージのイコールロジックを買収。IBMやHPなどに対抗すべく、ストレージ製品を拡充させている。今回の3PAR買収により、クラウドコンピューティング向けのストレージを自ら提供できるようになる。

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