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柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 第27回

楽しみ方がわからないTwitter初心者に勧める技 後編

2010年08月17日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

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フォロワーを増やしたり企業の売り上げに活用する

孫正義氏のつぶやき

孫正義氏のフォロワーが53万人をオーバーしているのは、つぶやきの頻度が高く、内容が面白いから。たやすく真似できるものではない

 何万人ものユーザーにフォローしてもらい、つぶやきがニュースになってしまう人や、経営戦略に活用して、売り上げを格段に上げている企業が話題になっている。しかし、これからTwitterをちょっとやった程度で、2匹目のドジョウを狙うのは無理だ。これらのユーザーや企業は、もとより面白い情報を発信したり、ニーズのある商品を提供している。

 ブログやホームページ、ほかのメディアを使った戦略を取っても、人は集められる。たった数ヵ月Twitterを使っただけで、売り上げが上がらないと嘆いたり、フォロワーが増えないのでつまらないと怒るのは、気が早すぎる。

 そのことを踏まえた上で、フォロワーを増やす技をいくつか紹介しよう。まず簡単なのは、ほかのユーザーをフォローすること。数人にひとりは、お返しにフォローしてくれるだろう。しかし、つぶやきがつまらなければ、すぐにアンフォローされてしまうのは覚悟しておくこと。また、フォローし返してもらったら、即フォローを解除するような道を外れたことはしないこと。できれば、同じ趣味などの共通項のあるユーザーをフォローし、長続きするようにしよう。

 すごく面白いつぶやきをすると、投稿がRTされて、そのつぶやきを辿ってきたユーザーがフォローしてくれることがある。前出のコピペ問題も、この現象を期待してのことだ。無理に名言やジョークを考える必要はないが、ひとひねり効いたつぶやきをするように心がけてみよう。クライアントアプリによっては、RTされたつぶやき数をチェックできる。また、ほかのつぶやきに返信すると、RT同様にユーザーが増えることがある。有名人に返信し、RTされると多数の人の目に触れるが、くれぐれも礼は失しないように。

 専門的なつぶやきは読まれやすい。仕事や趣味に関するディープな情報は人気がある。可能な範囲で、自分が得意なこと、詳しく知っていることに関してのつぶやきをしてみよう。ただし、自分や友人のプライバシー情報、会社の機密情報などはもちろんNGなので、自重すること。

 フォロワーがある程度増えてきたら、返信をチェックし、必要ならつぶやきを返そう。つぶやきが面白かったり、役立つ内容なら、フォロワーは増え続けるだろう。


会社の人にばれないように別のアカウントを取得する

 Twitterのつぶやきは基本的に誰でも読める。フォローしていなくても、ウェブページにアクセスすればすべてのつぶやきが表示されてしまう。だから本名で登録していると、知らぬ間に関係者にチェックされていることがあるのだ。「もう1件営業に行って直帰します」と電話で会社に報告したのに、飲みに行って「居酒屋なう」と書き込んだら、会社から電話が来たりするかもしれない。そんな時は、利用目的やフォロワーの種類によってアカウントを使い分ける手がある。アカウントさえ切り替えれば、気兼ねなくつぶやけるのでお勧めだ。

 親しい知人と「おはあり」のやりとりや食べたランチの報告などはプライベート用、仕事に関する話題を中心につぶやき情報交換に役立てるビジネス用など、使い分けは自由だ。ただし、つぶやく際にアカウントを確認することを忘れないように。仕事用のアカウントにプライベートのつぶやきを誤爆すると被害が大きい。

プライベート用はニックネームで登録すること

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iPhoneのTwitter公式アプリは、複数アカウントに対応

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