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柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 第27回

楽しみ方がわからないTwitter初心者に勧める技 後編

2010年08月17日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

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 Twitter技の前編では、Twitterを始めてから、ある程度の人数をフォローし、発言するまでの技を紹介した。後編では、Twitterのもう少し突っ込んだ楽しみ方と活用法を紹介しよう。


解除したくても切れないユーザーはリスト機能で除外する

 ツイッターを始めたばかりの時、知人に声をかけまくって、お互いにフォローし合うことはよくある。しかし、その人のつぶやきが趣味に合わなかったり、読むに耐えないこともまた多い。Twitterのフォロー/アンフォローは気軽に行なうのが基本だが、直接顔を合わせてアカウントを教えてもらった場合は、アンフォローがばれると気まずくなる。フォローというのは、タイムラインに表示するという行為なので、非表示にするといったことはできない。そんな時は、リスト機能を活用しよう。

 リスト機能を使えば、フォローしているユーザーを仕事用とプライベート用、情報収集用といった具合に分類できる。そしてリストを選択すると、指定したユーザーのつぶやきだけが表示される。多数のユーザーをフォローし、タイムラインが追い切れない場合に役立つ。フォローは切れないが、つぶやきを読みたくない相手は、リストから外せばいいわけだ。

「リストを作成する」をクリック

Twitterウェブページの右ペインにある「リスト」→「リストを作成する」をクリック

 リストは公開・非公開が選べる。プライベートな内容なら必ず非公開にしておくこと。自社や取引先などをリストにして公開してしまうと、匿名でつぶやいているユーザーのプライバシーを侵害しかねないからだ。

「プライバシー」を「非公開」に設定

リスト名を入力し、「プライバシー」を「非公開」に設定する

 公開されているリストは誰でも閲覧でき、フォローすることも可能。ブロガーやニュースサイトなどのユーザーをまとめたリストも多数公開されており、自分でユーザーを探してフォローする手間が省ける。

ほかのユーザーが作成したリストをフォローできる

ほかのユーザーが作成したリストをフォローできる


Twitterで引かれたり嫌われる言動

 TwitterもほかのSNSと同様、常識的に振る舞えばいい。礼儀をわきまえて、暴言を吐かないこと。有名人にいきなり無礼な発言をするユーザーをよく見かけるが、見苦しいにもほどがある。また、アイコンに変な画像を使ったり、著作権を侵害するような内容もNGだ。アフィリエイトに誘導するための宣伝や、出会い目的でのしつこいコンタクトなども、大いに嫌われる。

暴言を吐いたつぶやきがさらされる

堀江貴文氏に暴言を吐いたつぶやきが「バカ発見」とさらされる

 難しいのは、本人が「常識だ」と思いこんでいる場合。基本的にはケースバイケースか、その人が属しているコミュニティにもよるが、一般的に適切ではないと思われる言動を紹介しよう。

 まず自分のフォロワーを日々チェックし、新規のフォロワーにいちいちお礼のメッセージを送信する必要はない。知人ならともかく、検索やほかの人のリストから辿ってきた人なら、逆に「気持ち悪い」と思われて、その場でアンフォローされかねない。繰り返しになるが、Twitterのフォローとアンフォローは気軽に行なうもの。フォロワーを管理し、ひとりふたりの増減で一喜一憂するのは、健全ではないし、意味もない。

Twitterのフォロワー数は気にしない!

Twitterのフォロワー数は気にしない!

 自分のタイムラインに流れるすべての発言に対し、コメントを返す人もいる。だがTwitterは、不特定多数につぶやきを垂れ流しているだけ。タイムラインに表示されたからといって、自分宛のメッセージではないのだ。全レスは相手の負担にしかならず、フォローを解除されることだろう。それでアンフォローされて逆ギレする人もいるが、全レスにこだわるのはやめたほうがいい。

 Twitterでつぶやく行為は、ブログやホームページのように不特定多数の人に見てもらいたいという行為ではある。それでも、度を超した「構ってちゃん」は寒々しい。良識あるユーザーは、虚言やメンヘラを装った書き込みは避けよう。確実に何のメリットもない。

 短時間に大量のつぶやきを書き込んだり、自分の偏った信条をとつとつと述べる人、内輪だけで盛り上がる内容を投稿するユーザーなどもいるが、これは人それぞれ。興味がないならフォローしなければいいだけで、いちいちかみつく必要はまったくない。

 また最近問題になっているのが、つぶやきの丸ぱくりだ。面白いつぶやきを見つけて、自分のフォロワーに伝えたいときは公式リツイート機能を使おう。発言者の情報はそのままに再投稿できる。コメントを付けてつぶやく場合は引用返信をするが、最近はコメントも「RT」という文字も付けずに、他者のつぶやきをコピペするユーザーが増えているのだ。発見されるとさらし上げられて恥ずかしいことになるので、避けた方がいいだろう。

公式リツイートは発言者の情報が引き継がれる

公式リツイートは発言者の情報が引き継がれる。矢印のアイコンが目印だ

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