1枚の基板上にAMDのハイエンドGPUである「Radeon HD 5870」を2基搭載した、ウルトラハイエンドビデオカード「ARES/2DIS/4GD5」がASUSTeKから登場。今日から複数ショップで販売がスタートしている。販売価格は約14万円だ。
この製品は、6月に開催されたCOMPUTEX TAIPEI 2010でお披露目となった、ゲーマーおよびオーバークロッカー向けブランド「R.O.G.」に属するウルトラハイエンドビデオカード。
中身のカード本体を語る前に、まずドキモを抜かれるのがパッケージのサイズだ。およそPCケースのパッケージと同程度はあろうかと思われる大きさで、まずビデオカードのものとは思えない。さらにその中には、専用メタルケースが収められている。これまた、暗証番号でロックも可能な本格的なケースで、ビデオカードを収めておくのに使うだけではもったいないほどの本格的な“カバン”である。なお内部には、ビデオカード本体や付属品のほか、「R.O.G.」シリーズのゲーミングマウスも同梱されている。
さて、肝心のビデオカード本体。製品は「Radeon HD 5870」を2基搭載するというもので、従来のシリーズ最上位モデル「Radeon HD 5970」を上回るスペックとなる。クーラーには、デュアル「Radeon HD 5870」を強力に冷却させるためのARES専用モデルを搭載。同じくデュアルGPU構成の「Radeon HD 5970」搭載リファレンスVGAクーラーに比べ、最高6倍もの冷却能力向上が図られているという。
主なスペックは、コア/メモリクロックが850MHz/4800MHz、搭載メモリがGDDR5 4GB(2GB×2)、ブラケット部がDVI/HDMI/DisplayPortという構成。カード厚は3スロット占有となるほか、補助電源コネクタは「8pin+8pin+6pin」という、とんでも仕様となる点には注意が必要だ。
その他、GPU電圧を変更できる「Voltage Tweak」機能や自然で鮮やかな描画を行なう映像エンジン技術「Splendid」に対応。オーバークロック兼ハードウェアモニタソフトの「SmartDoctor」およびフレームレートなどを表示できるオンスクリーンソフト「GamerOSD」が同梱している。付属品にはHDMI-DVI-I変換アダプタやNATIVECROSSFIREケーブル、電源変換ケーブルが付く。価格および販売ショップは以下の通り。全世界1000枚限定生産となる同製品。各ショップとも入荷数は極めて少ない。
価格 | ショップ |
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「ARES/2DIS/4GD5」 | |
¥139,780 | ドスパラ秋葉原本店 |
¥139,800 | アーク TSUKUMO eX.(完売) ソフマップリユース総合館(完売) TWOTOP秋葉原本店 フェイス本店(完売) T-ZONE.PC DIY SHOP |
¥149,800 | クレバリー1号店 |
