30mmマクロと18-55mmで画質比較
パターン2 花のアップ
30mm
絞っていくとISO感度も上がってしまっているので正確な判断ではないが、絞り開放ではフリンジが発生。しかし1段絞れば少なくなる。質感が高く、背景のボケ具合は自然だ。
18-55mm
F8.0あたりまでフリンジが目立つ。解像力と描写性を考えるとF11かF16で撮るのが一番美味しそうだ。
30mmマクロは単焦点レンズなのでズームに比べてシャープネスが高く、ボケ方も綺麗ではあるが、収差部分さえ除けばズームでも十分な解像力がある。ただし質感の再現性は30mmマクロのほうが高く、さすがは単焦点レンズだと再確認できた。
マクロレンズということもあり、撮影距離を気にしないでどんどん近づけるのは便利。これでAFが動作すればかなりコンデジライクに気楽に使用できるだろう。
ちょっと気になったのは絞り。Eマウントのレンズを装着時に「絞り優先オート」にしておくと、設定する絞りに応じて実際に絞りが動作する。被写界深度がリアルタイムで液晶モニターで確認できるのだが、30mmで絞りを操作しても開放のまま動かない。
もちろんシャッターを切れば設定値まで絞りは動作するし、露出計も動くので実際に写りには問題ないのだが、被写界深度の確認がリアルタムでできないのはやや使いにくく感じる部分だ。
18-55mmで絞りをF5.6(左)とF32(右)に設定したところ。絞り優先時とマニュアル露出時に絞りの操作を行なうと、指定した数値の絞りまで実際に絞り込まれるのでピントの確認や背景のボケ方がリアルタイムで確認できる
マウントアダプターを介しているため仕方ないことだが、撮影前の絞りの効果が確認できないのは残念。電子接点のない他社製品ならともかく、同じメーカーのレンズなら動作して欲しいところだ。AFも含め今後のアップデートに期待したい
30mmでの作例

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