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SFだよ! メカだよ! よくわかんないけど、かっこいいよね!

グローバルフォトウォーク@KEKレポート

2010年08月13日 12時00分更新

文● 林 佑樹 写真●住川奈津

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超伝導リニアック試験施設

クライオモジュールの開発場所。クライオモジュールとは、内部に超伝導ニオブ空洞をいくつも配列したユニットのことで、上記ILC計画での加速器部分となる。クライオモジュールは地下に設置されているが、地上部分は大電力マイクロ波発生装置となっている。こちらは工場っぽい雰囲気だ。

クライオモジュール。ILCではこれがいくつも並ぶことになる

クライオモジュールは冷却システムも込みなので、他の施設よりもパイピングが目立つ

右写真の中央のマークは、どうやら“ペースメーカー着用者はこの機器から10cm以上離れるべし”ということのようだ


次回のKEK一般公開は9月5日!

 そんなわけで、写真を中心にお送りしてきたグローバルフォトウォーク@KEKレポート。わくわくしてもらえたなら幸いだ。9月5日には一般公開があり、紹介した施設の大半を生で見学できるし、写真も撮り放題だ。年に1回のチャンスなので、ぜひ見学に行ってもらいたい。

 最先端研究の場ということで、最新鋭の機器ばかりかと思えば、電磁石などはリサイクル可能なので年代物ばかりだったりする。また、古めかしい扇風機で冷却していたり、アルミホイルで保温していたりと変なところでアナログで、そういった点も一般公開時に注目してみると、面白く感じられることだろう。

一般公開は9月5日。当日はつくば駅からシャトルバスが運行されるため、アクセスも容易だ。施設見学だけでなく、体験イベントも多数あるため、存分に楽しめるだろう

 最後に、写真撮影する場合の注意点としては、通路が狭い上に一般公開来訪者がいるため、何本もレンズを持って行ったり、三脚で焼き込んだりというのは難しいので、小回りの利く装備がオススメ。

 本記事ではα900+24-70mmとNEX-5D+魚眼コンバーターで撮影している。なお、今回のグローバルフォトウォーク@KEKでは、人数が少ないこともあり、NEX-5D用の三脚として小型の無段三脚(秋葉原にて580円で購入)を使用したことを付け加えておく。


著者紹介:林 佑樹

フリーランスの編集・ライター。紆余曲折あって、PCからゲーム、家電、生活雑貨までやれちゃう体になった。最近は社会科見学を楽しみに生きている。またその同人誌の発行も。

著者紹介:住川奈津

フリーランスのデザイナー、時折カメラマン。研究施設の写真やレイヤーさんをよく撮影している。愛機はα900とNEX-5D。本記事には写真を提供。あまり表に出たことがないのでドキドキしている。「妖怪ローアングラー」と呼ばれること多々な妖精帝國臣民。


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