マニアックな施設満載のBコース
Bコースは前段加速器、先端加速器試験施設、超伝導リニアック試験施設。KEKでもけっこうマニアックな場所ばかりだ。1ヵ所につき約45分ということで、ロケハンなしでの撮影は辛いんじゃないかと思っていたのだが、やはり困っている雰囲気の人が多かった。
Aコースの場合、Belle測定器が大きな華としてわかりやすいのだが、Bコースは小さい華ばかり。泥臭いシーンはBコースのほうが多いのだが……もう少しコースを面白くしてほしかった。なお、Bコースを選んだ理由は先端加速器試験施設がお気に入りだから。
前段加速器
現在は利用されておらず、資料性と手塚治虫のマンガに出てきそうなビジュアルから、常設展示が予定されている。なぜこんな形になったのかと気になるのだが……建設当時の関係者がいないため不明なのだそうな。
先端加速器試験施設(ATF)
現在計画されているILCで必要となる技術を開発試験している。ILCとは全長約30kmという巨大な加速器の計画で、現在、候補地の選定が行なわれており、日本も名乗りを上げている。また小型で精度の高い加速器の実験施設でもあり、その成果は病院や大学などに反映されている。狭い空間のなかにびっしりと詰まった雰囲気がステキ。