解像度がアップするも連写速度はダウン
S2800の搭載している撮像素子は1/2.3型 1400万画素CCDセンサー。S2500とCCDのサイズは同じながら1220万画素から1400万画素へと高解像度化されている。その代わり、連写速度が秒間1.3コマから1.2コマへと若干遅めになった。これは搭載している画像処理回路やバッファーメモリーの搭載量に変更がないためと考えられる。
撮影感度はISO 100からISO 6400まで。しかしISO 3200と6400設定時では画像サイズが「S」(4:3時で2048×1536ドット)に固定される。このあたりもS2500から変更はない。
最近のデジタルカメラに珍しく、かつS2800の特徴でもあるのが電源。一般的に入手が大変楽な単三アルカリ乾電池を使用することができる。購入時に同梱されている電池も通常のアルカリ乾電池。カタログスペック上ではあるが約300枚の使用が可能となっているので大変省電力設計であることがわかる。
今回は短い使用時間ではあったが、手元にあったニッケル水素充電池(エネループ)を使用してサンプル撮影や本体の商品撮影を行なっており、最初に入れた電池の残量表示がひとつも減らなかったことからも省電力である片鱗はうかがえた。
ただしセットアップメニューから使用する電池の種類「アルカリ/ニッケル水素/リチウム」を自分で正しく選択しておかないと残量表示などが正しく表示されないこともあるらしい。さらにニッケル水素充電池の充電池放電機能という細かい機能までついている。ちなみにマンガン電池とニッカド電池の使用は不可となっている。