青空文庫形式で画像を表示する(i文庫HD専用)
最初に、青空文庫形式で画像を表示するデータを作成します。青空文庫形式は原則として文字だけで構成されるフォーマットですが、テキスト内に以下の形式で挿絵(図版)を指定できます。
- ・形式
- [#図の名前(fig作品ID_番号.拡張子、横幅×縦幅)入る]
- ・記述例
- [#制作ワークフロー(fig12345_01.jpg、横480×縦360)入る]
- ・青空文庫形式での画像の扱い
- http://www.aozora.gr.jp/annotation/graphics.html#gazo_chuki
ただ、i文庫HDでは上記の仕様通りに記述しても画像は表示されません。i文庫HDは独自の拡張記法を採用しており、テキストファイル内にHTMLの<img>タグを記述して画像を表示します。
- ・i文庫HD 使用できるファイル形式
- http://ipn.sakura.ne.jp/ibunkohd/manual/folder_type.html
<img>で指定した画像は自動的に1ページいっぱいに表示されます。つまり、ページ内に画像と文字を混在できません。また、画面の幅に合わせて画像サイズが調整されるため、画面よりも小さい画像は大きく拡大した状態で表示されます(iPadを回転させると画像サイズが変わる)。
作成したテキストファイルと画像ファイルはZIP形式でアーカイブし、i文庫HDに転送すると電子書籍として読めます。ちなみに、指定した画像ファイルが見つからない場合はiPad内部のパス(/var/Applications/~)が表示されてしまいます(このあたりは改良してほしいところです)。