柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 第26回

楽しみ方がわからないTwitter初心者に勧める技 前編

Twitterのタイムラインを読んで楽しむ

　タイムラインにたくさんのつぶやきが流れるようになったら、次は読んでみよう。個人宛のメールとは異なる不特定多数宛の文章ながら、ひとつが140文字までと短く、ブログほどかしこまっていない。しかも、たくさんの人達の発言が乱れ打ち。従来のコミュニケーションツールとは異なる雰囲気だが、そこがTwitterの面白さだ。

　知り合いが楽しそうなことをしていたり、美味しそうなところで食事をしているかもしれない。お気に入りのアーティストが、キャラと全然違う真面目な、もしくは不真面目な話題をつぶやいているかもしれない。政治家が、話題の政策に意見を言っていることもあるだろう。なじみの飲食店が急遽休みを取ったり、リアルタイムのニュースが飛び込んでくることもある。

　つぶやきはTwitterのホームページでも読めるが、クライアントソフトを使うと、ウェブブラウザーを表示し続けなくてもいい。Windowsはもちろん、スマートフォン向けのアプリも多数登場しているので、外出先でもチェックできる。

クライアントソフトでタイムラインをチェックする。画面は「Tween」

　面白い発言があったら、つぶやきの右側の☆マークをクリックしよう。すると「お気に入り」に登録され、いつでも表示できるようになる。後で読み直したいつぶやきや、心惹かれた名言などを登録しておくといい。不要になったら、もう一度クリックしてお気に入りを解除すればいい。

あとで読みたいつぶやきはお気に入りに登録

「Tween」では、右クリックメニューから「Fav追加」をクリックする(Favorite＝お気に入り)

　フォローしているユーザーが、ほかのユーザーへの返信をつぶやくことも多い。興味のある話題なら、そのユーザー名をクリックすると、その人の過去のつぶやきが読める。面白そうなつぶやきが多いと思ったらフォローしよう。

　フォローしてはみたものの、しばらく読んでいると、どうしても自分にとっては面白さがわからないつぶやきしかしないユーザーも出てくる。そうなったら、フォローを解除すればいい。仲のいい知人ならともかく、通常は気軽にアンフォローして構わない。まれに、自分のフォロワーを詳細にチェックしている人がいるが、気にする必要はまったくない。

歯車のアイコンをクリックし、フォローを解除する

ほかのユーザーのつぶやきに返信する

　ほかのユーザーのつぶやきに答えたいときは、返信機能を使って書き込めばいい。つぶやきの右側にある「返信」をクリックすると、書き込み欄に「@～ 」と表示されるので、その後にメッセージを書けばいい。「引用返信」機能があるソフトを使っていれば、前の発言も表示されるので、第三者にも内容が伝わりやすいのでお勧め。

返信をクリック

　引用返信はTwitter本家のウェブサイトにはない機能なので、ウェブブラウザー上で引用返信したいなら、「ついっぷる」を利用しよう。

引用返信なら、元のつぶやきがわかる

　友人・知人に返信するのは簡単だろう。メールやブログでコミュニケーションするのとほとんど変わらない。ただしメールと異なり、基本的には誰でも見られるので、内容には注意すること。見られると困る内容はダイレクトメッセージを利用しよう。

　直接の知り合いではないユーザーに対する返信も、気にせずしていい。しかし、常識は忘れないように。非礼な内容や口調はNGだ。ネットでは気が大きくなりがちだが、礼儀を忘れずに。

　また、フォロワー数が多いユーザーなら、返信だけでも相当数になるので読んでもらえていない可能性がある。「当然返信がある」と考えてはいけない。逆に、引用返信されてしまう場合もある。有名人に暴言を吐いたりすると、「バカ発見」と付け加えて引用返信されることもあるので注意。