翻訳を間違えたら、どうすればいいの?
編集S:えと、翻訳作業しますよね、そこで間違えたらどうなるんでしょう?
村田:「Undo」を「うどん」とかで味噌?
ミズノ:「light novel」を「光の小説」とかいう間違いの方向性もあるお!
小林:Translatorが気付いて「コミットしない」操作をして、削除してくれるはずですが……。
黒瀬:気付かずにそのまま、という可能性はゼロではないですね……。
あわしろいくや:気をつけて翻訳してほしい、というのはありますな。コミットする側でも努力はしますが……。
hito:断片的な単語の翻訳が間違っていることは良くありますね。過去には「default」が「債務不履行」になってる、とかいうレベルのものもありますし……(遠い目)。
瀬尾浩史:そ、それは強烈すぎるペン。「債務不履行のエディタ:Emacs」とかいう文章が出てくるペン?
ミズノ:がーん。Emacs虐待するのはんたい。
hito:そのあたりは「自信があるやつだけ登録する」というのがまず必要ですね。
編集S:うう。自分、テストとかでも自信まんまんで答えたところに限って間違えてたりした人間なんですけど。
黒瀬:「自信があっても漢字や送り仮名の間違いみたいなミスをするものなので、必ず他の人に査読してもらいましょう」という方針でやっているので、たいていは大丈夫ですね。あまりおびえなくても……。
hito:あと翻訳する場合、「英語と日本語でまったく違う単語になっているもの」がキケンですね。 「ニッケル金属ハイドライド」とか書かれてることもありますし。
ミズノ:なんですかそのアクションRPGみたいな特殊デバイス。
hito:ニッケル水素電池(Nickel metal hydride)。
やまね:そのままカタカナ表記にすればいいだろうと思っていたら、日本語では全然別の単語をあてるべき、ってケースが……。
小林:ミスはどうしてもありますね。
瀬尾浩史:人間がミスしないのであれば、原稿の校正とか必要なくなるのペン。誤植とか。
編集S:うう……トラウマが有象無象。そういえば、翻訳作業してる人ってどれくらいいますか?
黒瀬:オープンソースソフトウェア関連では数十人規模ですかね……。ドキュメントとかその他を含めると、もっと居ると思います。
編集S:あれ、Ubuntuだけでカウントする意味ってあんまりなかったりしますか?
hito:あまりないですね……。複数のプロジェクトで同じソフトウェアを訳したりしないように、できるだけ翻訳を流用するようにはしているので。Ubuntuだけだと目立つ人だけカウントするやり方だと、10人もいません。
やまね:Translatorsだけだと、Ubuntu Japanese Translatorsに載ってる人たち ?
hito:それ。
編集S:なるほど。
黒瀬:あとは「参加しやすい時期」というのもありますね。Ubuntuのリリース前に、アプリケーションやドキュメントの内容が固まってくるので、活発に活動が行なわれます。
hito:今だと、Maverick(Ubuntu 10.10)の翻訳作業がすでに開始されてはいるんですが……。
あわしろいくや:表示される英文がまだ確定していないから、翻訳するそばから原文が変わっていきますな。
村田:あれは結構精神的にクるものがあるので味噌。賽の河原で味噌。
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