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T教授の「戦略的衝動買い」 第110回

「使えるキーボード」のBlackBerry Bold 9700を衝動買い

2010年08月05日 12時00分更新

文● T教授

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「良いキーボード」に共通のデザイン要素を備える

 ところで、BBB9700の20%サイズ縮小の煽りを最も受けそうなのは、評価が高かったキー入力の快適さだ。

 しかし心配にはおよばない。BBB9700のキーボードは”良いキーボード”に共通のデザイン要素を備えている。古くからのパソコンマニアならIBM製キーボードを思い浮かべるはずだが、BBB9700では「ステップ・スカルプチャー」構造と呼ばれるキートップの独特な集合が作る”階段カーブ”が採用され、入力効率の向上やミスタイプ軽減に役立っている。

ほかのスマートフォンとサイズ的には似たり寄ったりだが、ハードウェア・キーボードは圧倒的に確実性がある

 またPCキーボードの「ステップ・スカルプチャー」は手前から奥に向かっての上りカーブが一般的だが、BBB9700のキーボードは、左右と手前から中央最上段に並ぶ「T」と「Y」を目がけて緩やかな上りカーブになっている。

小さなキートップだが、独特のカットがあり、キー入力に対する同社の異様なまでの執念が感じられる。

 言い換えれば、中央縦ラインの「T」/「G」/「V」と「Y」/「H」/「B」を尾根とする緩い下り坂のキートップ山脈を形作っているわけだ。そのため、尾根の東側を右手の親指が、尾根の西側を左手の親指が分担して受け持つことで、我々よりも明らかに手の大きな米国人でも確実/快適なキー入力ができるのだ。

中央縦ラインの「T」/「G」/「V」と「Y」/「H」/「B」を尾根とする緩い下り坂が左右に広がる独特のステップ・スカルプチャーだ。左右両方の親指で最も効率的にキー入力出来る様に考慮されている

 新しいBBB9700は、両手親指での入力は言うに及ばず、全体サイズが小さくなったことで、左右どちらかの親指だけでも確実で快適な入力が可能になった。BBB9700は、米国および一部の海外諸国では発表済みモデルでもあり、すでに多くの周辺アクセサリーも揃っている。購入してすぐに世界標準ビジネス・スマートフォンのカスタマイズを楽しめるのだ。

ビジネスケータイだが、音楽再生も難なくこなせる。径3.5mmのオーディオヘッドホンジャックを採用しており、世界中のベストセラーヘッドホンがそのまま活用できる。すでに海外では出荷済みということもあり、このほかにも多くの周辺機器が国内でも入手可能だ

ソフトカバーを取り付けた筆者の「BlackBerry Bold 9700」。海外モデルにしては珍しくストラップホールや信頼性の高いフックも標準でサポートしており便利だ

オプション背面カバーの種類も多く、好みのカラーやスタイルを楽しめる

建築現場などアウトドアでの活動が多いなら、三重構造の「OtterBox Defender」シリーズがピッタリだ

「OtterBox Defender」では、キーボードも簡易防水膜で保護され、「BlackBerry Bold 9700」をより一層持ち運びやすくしてくれる

液晶面を内側にするようにベースユニットに納めると、2本の腕で「BlackBerry Bold 9700」がホールドされる。着脱も簡単

ベースユニットには標準でクリップを装備可能


「スマートフォンの中のスマートフォン」

 文字入力機能が卓越しており、極めてコンパクトで堅牢、信頼できるBBB9700は、プロフェッショナル・ビジネス・ピープルがミッションクリティカルなビジネスを安心して遂行できる「スマートフォンの中のスマートフォン」だ。今回は、たった2ヵ月でケータイ機種変更をしてしまったが、その選択は100%間違っていなかった。

「BlackBerry Bold 9700」は、同じくブラックを採用した、プロフェッショナルの好む洒落た道具がよく似合う


今回の衝動買い

アイテム:NTTドコモリサーチ・イン・モーション/「BlackBerry Bold 9700
BBB9700専用周辺アクセサリー:秋葉原モバイル


T教授

T教授

 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。

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