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鳥居一豊の「最新AVプロダクツ一刀両断」第12回

NEXのレンズが使えるビデオカメラ登場!

ソニー「ハンディカム NEX-VG10」速攻レビュー

2010年08月05日 14時00分更新

文● 鳥居一豊

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さらに本領発揮!
レンズ交換でさらにビデオ撮影の可能性が広がる

70-200mm F2.8Gのレンズの解像感に感激する筆者。5分後には、その重さにうんざりして三脚に装着した 70-200mm F2.8Gのレンズの解像感に感激する筆者。5分後には、その重さにうんざりして三脚に装着した

 借用したモデルでは、一緒にα用レンズ(Aマウントレンズ)なども用意してもらったので、これらによる違いも確かめてみた。もちろん、NEX-5/3と同じくマウントアダプター(LA-EA1 定価2万1000円)を介することでAマウントレンズの装着が可能だ。レンズ交換式の一番の醍醐味だろう。

 もっともインパクトが大きいのが、70-200mm F2.8Gのレンズ(SAL70200G 定価34万6500円)の組み合わせ。その大砲のようなサイズも凄まじいが、まず、その解像感の高さに驚いた。

70-200mm F2.8Gのレンズを装着。なかなかの迫力で、ボディ部が浮いているのがわかる通り、かなり重い(レンズのみで1.3kg) 70-200mm F2.8Gのレンズを装着。なかなかの迫力で、ボディ部が浮いているのがわかる通り、かなり重い(レンズのみで1.3kg)

 付属レンズも最大望遠は同じく200mmなのだが、ディテールがさらに細かく撮れているため、より近づいた印象がある。価格も恐るべきものだが、レンズだけでこれだけ撮影画質に差が出るというのにもびっくりだ。

 冷静かつ否定的な意見として「静止画カメラのレンズにこれだけの差があるのは、記録時の画素数が1000万画素を超える世界(NEXシリーズは最大1420万画素)だからで、フルHDの動画撮影の200万画素記録のレベルなら、そんな高性能レンズを使っても差が出ないはず」というものがある。否、はっきりと差が出た。びっくりするくらい差が出た。これはもちろん、撮像素子のサイズそのものがかなり大きいということも理由だろう。

 ただし問題としては、Aマウントレンズを装着した場合、NEX-5/3と同じくAFに非対応で、マニュアルフォーカスとなる。さらに、もともと静止画カメラ用のレンズのため、フォーカスやズーム操作の際の動作音が大きく、撮影中のマイクが音を拾ってしまうこともある。そして、手持ち撮影はほぼ不可能。先述の驚くべき高解像度も、しっかりとした三脚を使って固定して撮影したものだ。

35mm F1.4Gのレンズを装着。レンズとボディ部の質感が揃っており、見た目のまとまりが良い。高価なズームレンズ1本か、単焦点レンズを複数使い分けるかで、楽しく悩めそう 35mm F1.4Gのレンズを装着。レンズとボディ部の質感が揃っており、見た目のまとまりが良い。高価なズームレンズ1本か、単焦点レンズを複数使い分けるかで、楽しく悩めそう

 このほか、35mm F1.4G(SAL35F14G 定価19万7400円)の単焦点レンズなども試してみた。単焦点ではあるが、ほぼ標準レンズと同じ画角なので、使い勝手は良さそう。もともと手動ズームだから、レンズ交換の手間を惜しまなければ単焦点レンズの使い所も増えそうな気はする。

「NEX-5D」に付属するE18-55mmレンズを装着。だいぶコンパクトで、ハンドル部分が無骨だが、気軽に持ち歩けるサイズだ 同じく「NEX-5D」付属の16mmレンズ装着。これはまさにハンディカムサイズ。植物や昆虫などのマクロ撮影では気軽に使えそう
NEX-5Dに付属するE18-55mmレンズを装着。だいぶコンパクトで、ハンドル部分が無骨だが、気軽に持ち歩けるサイズだ同じくNEX-5D付属の16mmレンズ装着。これはまさにハンディカムサイズ。植物や昆虫などのマクロ撮影では気軽に使えそう

 そのほか、NEX-5Dに付属する16mmの単焦点レンズと、E18-55mmのズームレンズも組み合わせてみた。こちらはサイズも小さく、コンパクトになる。見た目もかなりハンディカムっぽくなる。望遠側がやや物足りないが、18-55mmのズームレンズは気軽に使うには快適そうだ。

 また、面白いのは16mmレンズ+フィッシュアイコンバーター(VCL-ECF1 定価1万5750円)だ。HDビデオカメラ用の魚眼レンズというのはほとんど例がないので、なかなか愉快な動画が撮れる。高画質にこだわると、先ほどのGレンズに比べると解像感などに物足りない部分はあるが、買いやすい値段でもあるし、交換用レンズとして持っておいても良さそうだ。

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