このページの本文へ

前へ 1 2 3 次へ

Windows Serverで学ぶサーバOS入門 第29回

セキュリティパッチの配信は社内から行なえる!

Windows ServerをWindows Updateサーバにしよう

2010年08月31日 09時00分更新

文● 横山哲也/グローバルナレッジネットワーク株式会社

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

WSUSの基本設定

 WSUSの初期設定は、セットアップウィザード終了後に始まる設定ウィザードから行なう。その手順は以下の通りだ。

(1)アップストリームの選択

 更新プログラムの同期元(ダウンロード元)となるサーバを選択する(画面10)。標準設定はMicrosoft Updateのサーバだが、すでに構築しているWSUSサーバも利用できる

画面10●更新プログラムを取得するサーバの指定

(2)プロキシの設定と接続

 「プロキシサーバーの設定」では、画面10で設定したサーバに接続するためのプロキシサーバを指定する。続いてサーバへの接続が行なわれ、更新プログラムの種類や対象製品、言語などの情報がダウンロードされる

(3)対象の選択

 WSUSで配布を行なう更新プログラムの言語を選択する(画面11)。

画面11●更新プログラムの対象言語の選択

 つづいて、配布を対象となる製品を選択する(画面12)。

画面12●対象とする製品を選ぶ

(4)クラスの選択

 「重要な更新プログラム」から「セキュリティ問題の修正プログラム」、「Service Pack」、「ドライバ」など、対象とするクラスを選択する(画面13)

画面13●更新プログラムの種類を選択

(5)スケジュールの設定と初期同期

 「同期スケジュールの設定」で、更新プログラムを同期するタイミングを設定する。手動同期、指定したスケジュールによる同期が可能だ。最後に「初期同期を開始します」を選択して「次へ」をクリックして行けば、設定は完了だ

 次回は、WSUSを利用するクライアントPCのグループ分け、配信する更新プログラムの承認方法などを紹介する。

前へ 1 2 3 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事