このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第162回

「NEX-5」をフル活用して猫を撮る!

2010年07月30日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

可変液晶モニターと高感度撮影は猫撮影に必須?

網戸を上ってきた「かふか」を思わず撮影。いきなりすぎてブレてます。カメラの電源が入っていたから間に合った瞬間(2010年7月 ソニー NEX-5)

網戸を上ってきた「かふか」を思わず撮影。いきなりすぎてブレてます。カメラの電源が入っていたから間に合った瞬間(2010年7月 ソニー NEX-5)

 ハイアングル写真をもう1枚。

 明け方、ふと窓の外を見たら朝日に照らされた雲がめちゃきれいで、ベランダに出て空の写真を撮ろうと網戸に手をかけたとたん、後ろからダダダッと足音がして目の前に「かふか」がどどどどどっと網戸を上ってきたのだ。

 びっくりした。あまりにびっくりしてシャッターを切ってしまった。びっくりしたままなので手ブレも被写体ブレもしているんだけど、そのブレまくったワイルドな感じが面白くて載せちゃいます。

 部屋の北の端、カーテンの前はちょっとしたスペースがあって、猫のたまり場になってる(前ページの冒頭写真)。

 いつもはだいたいそこでくつろいでいる。ちょっと高くて安心できて涼しい場所。

 でも、日が入らない暗い部屋なので撮影には不向き。どうしても感度を上げてもOKなデジタル一眼クラスが必要になる。

壁にもたれてだらんとしてる「大五郎」。ローアングルでISO 3200(2010年7月 ソニー NEX-5)

壁にもたれてだらんとしてる「大五郎」。ローアングルでISO 3200(2010年7月 ソニー NEX-5)

のんびりしている「かふか」の顔をギリギリまで近づいてアップで撮ってみた。ISO 12800という超高感度。これなら暗くてもOK(2010年7月 ソニー NEX-5)

のんびりしている「かふか」の顔をギリギリまで近づいてアップで撮ってみた。ISO 12800という超高感度。これなら暗くてもOK(2010年7月 ソニー NEX-5)

 NEXは最高ISO 12800まで上げられる。さすがにここまで感度を上げると画質は落ちるけれど、ノイズが出てざらついた感じもまたよし。

 やはり猫飼いには高感度で撮れるデジカメが欠かせません。


■Amazon.co.jpで購入


筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメのレビューをしている。趣味はネコと自転車で、天気がいい日は自転車で都内を走りながらネコを見つけては撮影する日々。最近の単行本は『デジカメ撮影のネタ帳 シーン別ベストショットの撮り方』(MdN)、『デジカメ撮影の知恵』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫。2010年4月27日発売)。twitterアカウントはogikubokei。ときどき猫動画をアップするYouTubeのアカウントもogikubokei。



*次回は2010年8月6日掲載予定



前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン