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ソニーのミラーレス一眼「NEX」を使いこなす! ― 第3回

アイテムで苦手を克服!? NEXでマクロ撮影

2010年07月29日 12時00分更新

文● 周防克弥

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マクロ時に便利なのがストロボ

 同一のレンズでも撮影距離が短くなると手ブレの心配が出てきてしまう。一般的な目安として、使用するレンズの焦点距離分の1秒のシャッタースピードで撮れれば、手ブレしにくいと言われている。

 ただしマクロ撮影時はそんなことはなく、いとも簡単に手ブレしてしまう。NEXの18-55mmにはレンズ内に手ブレ補正機能があるので多少は救われるが、完全に手ブレしないわけではない。

 それでも手ブレを少なくするにはストロボを使用して早いシャッタースピードで写真を撮るのが一番手っ取り早い。幸い、NEXには内蔵はされていないが外付けストロボが同梱されているので使ってみることにした。なお、ストロボを使用することで発色が鮮やかになる効果もある。

18-55㎜最短付近で発光。左がフード付きで右がフードなし

 問題になるのがストロボの装着位置だ。例えば上の写真。付属のレンズフードを装着した状態で、ほぼ最短撮影距離で撮影すると、なんとフードの影が出てしまう。フードを外せば影は出ないが、いちいちフードを外すのは面倒なのと、花びらの下にストロボの影が出てしまっているのが判るだろうか? そこでちょっと小道具を使ったのが下の写真。

同条件でディフューザー使用フード付き 同条件でディフューザー使用フード付き

 実はレンズに装着するディフューザーを使ってみたのだ。花びら下の影が消えてストロボを使ったのがわからないくらい自然な感じで撮れている。

今回使ったのはケンコー製ストロボディフューザー「影とりJUMBO」。レンズの先端に装着して使用する。ちょっと大げさな風景になるが効果は抜群 今回使ったのはケンコー製ストロボディフューザー「影とりJUMBO」(実売3500円前後)。レンズの先端に装着して使用する。ちょっと大げさな風景になるが効果は抜群
左が発光ディフューザー付きで、右がなし

 ディフューザーを使用してストロボを使えば、影は気にならず発色も良くなり影になっている部分もしっかりと見える。

 ちなみに、付属ストロボをちゃんと使ってみたのは今回が初めて。以前試しに少しだけ使った程度だったが、意外にも邪魔にならず、使いやすかった。

左がストロボ使用時で、右が折りたたみ時

 装着すると小柄なボディの良さが若干スポイルされてしまうが、あまり邪魔にならない。持ち上げると発光するが下に畳んだ状態では自動的に発光禁止になるので、ストロボ設定をいじらないでもオン/オフが簡単に操作できる。

 最後に、クローズアップレンズではなく、Aマウントではあるが30mmマクロで撮影した写真をいくつか。

レンズ単体で等倍まで近づけるので本格的なマクロ撮影をするならやはり専用レンズが欲しくなる。クローズアップレンズではレンズ装着時に無限遠にピントがあわなくなってしまうので普通の撮影をする場合には外さなければいけないが、30mmマクロなら無限遠から等倍までシームレスに撮影ができる

 Aマウントレンズの30mmマクロを使えば無限遠からマクロまで、切り替えなしに撮れるが、AFが動作しないため、マニュアルでピントを合わせる必要がある。一方、クローズアップレンズを使えばAFは動作するが無限遠で撮影できないので、つけっぱなしというわけにはいかない。

 Eマウントでマクロレンズ、できれば標準域のものが出てくれば常時つけっぱなし可能なのだが、マイクロフォーサーズでも最初のマクロレンズはパナソニックの45mm(90mm相当)だし、マクロレンズの主流は中望遠なのでNEX用も出てくるとしたら中望遠レンズになってしまうのだろうか? できれば30mmマクロのEマウント版が欲しい所だ。

 画質低下といっても一目瞭然というほどではなく、被写体を中心部にもってくるように心がければクローズアップレンズでも十分に実用性がある。NEXユーザーでちょっと寄りたいと思う人は1枚くらいは持っていてもいいのではないだろうか?


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