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鳥居一豊の「最新AVプロダクツ一刀両断」 第11回

シャープの4原色液晶テレビを試す

クアトロンは革命画質──AQUOS LX3のすごさを実感

2010年08月03日 12時00分更新

文● 鳥居一豊

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新時代のテレビにふさわしい“洗練されたデザイン”

 今回紹介するLC-52LX3は、52V型の2D専用モデル。昨年LED AQUOSのブランド名で鮮烈なデビューを飾ったLX1シリーズの後継機種に当たり、輝度ムラが少なく、画質にも優れた直下型LEDバックライトを採用している。

右側面の基本操作ボタン。電源ON/OFFのほか、選局、入力切り替え、ボリューム調整などが行なえる

右側面の基本操作ボタン。電源ON/OFFのほか、選局、入力切り替え、ボリューム調整などが行なえる

側面のやや奥にある入力端子。USB端子はこちらに装備。HDMI端子やD5端子などもある

側面のやや奥にある入力端子。USB端子はこちらに装備。HDMI端子やD5端子などもある

 まず四原色パネルの採用にともない、デザインが一新された。画面周囲の黒いフレーム、そして画面下部のスピーカーの開口部は光沢仕上げで、スタンドはシルバーの支柱に透明なガラス板を組み合わせたもの。

 基本的には、最近流行のシンプルなフォルムとなっており、上質な光沢感をうまく活かすことで、高級感のある仕上がりとなっている。

 スピーカーは2.1chの4ウェイ8スピーカー構成。画面下部だけでなく、画面を囲うように、左右および背面にもスピーカーが配置された「ARSS」(アラウンドスピーカーシステム)で、画面と音が一体となったサウンドを楽しめるという触れ込みだ。

側面部には高域を担当するツィーターがある。複雑な曲面で構成されており、音が斜め前に広がっていく配置だ。正面からは見えないようになっているのもデザイン上のポイントと言える

 スピーカーの開口部を目立たせないように配置したことで、画面から音が出ているような感覚が、従来より強く味わえるようになった。

背面の入力端子。こちらのHDMI端子は、入力1がARCに対応している。端子類の装備は実用上十分な数を備えている

背面の入力端子。こちらのHDMI端子は、入力1がARCに対応している。端子類の装備は実用上十分な数を備えている

 側面や背面の入出力端子は、同社高級モデルの装備を踏襲しているが、USB端子に市販の外付けHDDを接続し、録画できる機能が追加されている。これは機能面での大きな進化ポイントである。

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