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新Liveは、ビジネスを変えるクラウドになるか? 第1回

Hotmailが大幅にサービスを拡充!

知らない間に拡充していた、ウェブメールの最新機能

2010年07月28日 09時00分更新

文● 後藤宏

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写真や動画のやり取りが快適よりに

大量の画像ファイルを送ると、写真が格納されたSkyDriveへのリンクが送られ、受信者はそのリンクから送られた写真を閲覧できる。なお、受信するメールソフトはhotmail以外でもOKだ

 複数枚の高解像度の画像をメールで送りたいとき、従来のWebメールだと添付ファイルの容量の問題で一気には送れず、何通かに分けてメールを送信したりする手間があった。

 新バージョンでは、マイクロソフトが提供するオンラインストレージサービス「Windows Live SkyDrive」(以下、Skydrive)と連携して大量の画像のやり取りをする。画像を添付したメールを送ると、画像が自動的にSkyDriveへアップされ、そのリンクを受信者に送信。受信者はそのリンクから写真を閲覧し、必要なものはダウンロードができる。この方式を採用することで、なんと合計10GBまで(1ファイルあたり50MBが上限。最大で200ファイルまで)の画像が、1通のメールで送れるようになっている。もちろんこのサービスは、受信者側がWindows Liveユーザーでなくても利用可能だ。

 いっぽう画像ファイルを受信した際には、受信トレイ内で画像のプレビューを表示できる。また、複数枚の場合はスライドショー表示も可能となっている。このアクティブビュー機能は画像だけではなく、動画共有サイトのURLにも有効だ。

添付された画像を受信トレイ内でスライドショー表示できる

受信メールに記載されたyoutubeのURLにあるコンテンツを、受信トレイ内で見ることもできる


Hotmail上でOfficeドキュメントが扱える

 新Hotmailは、オンライン上でMicrosoft Office 2010の一部のアプリケーションが利用可能な『Office Web Apps』とも連携する。これにより添付で送られてきたExcelやWordといったOfficeドキュメントをブラウザ上で閲覧・編集することができるようになった。もちろんこの機能はMicrosoft Office 2010がインストールされていないパソコンでも利用可能だ。

 相手がHotmailではなく、ほかのWebメールであっても、ブラウザ上でのドキュメントの閲覧は可能で、またWindows Live IDがあればドキュメントの編集もできる。

添付されたOfficeドキュメントはHotmail上でプレビューされる

添付のドキュメントはOffice Web Appsを使っての編集や共同作業が可能だ

 以上、新しくなったHotmailの3大ポイントを駆け足で紹介してきた。もちろんこれ以外にもケータイなどのモバイルへの対応、メールアドレスとともにメッセンジャーやSNSを通じた知り合いの連絡先などを一元管理できるなど、便利な新機能が多く追加されている。趣味や仕事を問わずどのような用途でも使いやすくなった上に、迷惑メール対策もバッチリ。“捨てアド”などと言われた以前のWebメールのイメージは、もはや完全に払拭されている印象だ。

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