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iPhone/iPod touchユーザー向けにスタート

インフォテリア、有料配信サービス「Handbookライブラリ」

2010年07月23日 06時00分更新

文● 宇田川和成/TECH.ASCII.jp編集部

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 7月22日、インフォテリアは、企業や教育機関がiPhone/iPod touchユーザーにコンテンツを有料配信できる新サービス「Handbookライブラリ」を発表。同日より提供開始する。

企業や教育機関がiPhone/iPod touchユーザーにコンテンツを有料配信できる新サービス「Handbookライブラリ」を発表

 Handbookライブラリは、企業や教育機関などがコンテンツを一般に有料で配信できるプラットフォーム。コンテンツはiPhone/iPod touchにダウンロードしたHandbookアプリで閲覧する仕組み。配信するコンテンツは専用アプリケーションの「Handbook Studio」にて作成する。Handbookアプリには企業や教育機関などが内部でのみ使用するクローズドユースの「Handbookグループ版アプリ」と誰でも使用できるオープンユースの「Handbookアプリ」の2種類が用意される。昨年より開始されたHandbookにはコンテンツ課金の仕組みが用意されていなかったが、今回追加されたHandbookライブラリの課金機能により、Handbookアプリで閲覧できる有料コンテンツの購入が可能となった。なお、購入したコンテンツはダウンロードされるため、電波状況に関係なくいつでも閲覧が可能だ。

青山学院大学での使用事例

東京すしアカデミーでの使用事例

 Handbookを使用したコンテンツを配信・閲覧する仕組みは、青山学院大学、札幌医科大学、アイエスエフネット等をはじめ数多くの企業、教育機関内で活用されているという。

Handbookライブラリへのコンテンツ登録の流れ

有料配信では受験用コンテンツや習い事コンテンツなどが配信される

 Handbookライブラリでのコンテンツ配信では、無料または115円から11万5000円までの間の85段階で価格を設定でき、有料コンテンツ著者にはコンテンツ販売価格の50%が支払われる。また、Handbookライブラリで配信を行うための「Handbook Studio」の利用料は、ライブラリ登録容量500MB込みで年間21万円(1ヵ月当たり1万7500円)。容量以内であればタイトル数は無制限で登録が可能だ。

インフォテリア代表取締役CEOの平野洋一郎氏。スマートフォン市場の成長は今後も継続すると予測。Handbookに注力するとした

 当日行なわれた発表会でインフォテリア代表取締役CEOの平野洋一郎氏は、Handbookは本を電子化するだけの一般的な電子書籍とは異なり、画像や動画、各種ファイルを添付したり、クイズやアンケートなどインタラクティブな表現ができる点が大きく異なると語った。

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