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米Yahoo!、Bing・adCenter移行手続きについて最新ステータスを共有 (10/07/20)

文●渡辺隆広/SEMリサーチ

2010年07月21日 19時28分更新

記事提供:SEMリサーチ

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米Yahoo!、Bing・adCenter移行手続きについて最新ステータスを共有 (10/07/20)

米Yahoo!は2010年7月20日、米Microsoftと進めている検索事業提携についての最新情報の共有を公式ブログで行った。

両社は2010年2月に検索事業提携について合意に達して以後、2012年の全世界での完全移行を目指してYahoo!検索プラットフォームのMicrosoft技術への移行を行っている。第1弾として、米国・カナダのYahoo! Searchオーガニック検索及び検索広告の移行手続きが開始され、一部ユーザを対象としたテスト運用も実施中だ。

米Yahoo!はまず最初に、両社の複雑な検索システムを一定のクオリティを保ちつつ移行させるためには多くのテストが必要であり、現在それ(テスト運用)を実施している最中であると説明。Yahoo!は2010年7月中旬から、yahoo.com一部ユーザを対象としたBingの導入テストを開始し、この割合を最高25%まで広げていく計画だ。また、検索広告の配信も同様にMS adCenterの導入テストを進めており、こちらは全トラフィックの2.5%から3.5%を対象に実施される予定だ。なお、テスト対象となる検索クエリのボリュームは期間によって変動するが、影響は非常に小さいことから、広告主がこれらのデータから何らかの結論を導くことは適切ではないという。

Yahoo!オーガニック検索をビジネスにおいて重要視している企業は、次の点をアドバイスしている。第1に、ターゲットキーワードにおけるYahoo! SearchとBingの順位を比較すること、第2に、オーガニック検索の順位変動に伴うトラフィックを償うために検索広告キャンペーンを編集すべきか判断すること、第3にBingウェブマスターツールを参照して、Bingクローラ(bingbot)に対するサイトの可読性が担保されているかを確認することだ。

2点目として、検索広告に関する新しい編集ガイドラインを2010年8月から適用することを明らかにした。Yahoo!(Sponsored Search)とMicrosoft(adCenter)は異なる編集ガイドラインを持つため、広告主からの質問も多かったという。そこで両社は共同で新しい編集ガイドラインを作成し、これを8月から両プラットフォームに適用する。この新ガイドラインの基準を満たしていれば、Yahoo!からMicrosoftに移行後も引き続き広告を掲載し続けることが可能となる。

3点目として、モバイル検索についての最新状況を公開した。今回の提携はモバイル検索は対象外となっていたが、Yahoo!モバイル検索(オーガニック、広告ともに)Microsoftのプラットフォームに統合されることが決定した。これはデスクトップ向けの移行とあわせて実施される。また、デスクトップ同様に、ユーザエクスペリエンスを司る部分は引き続きYahoo!が制御していく。なお、モバイルプラットフォーム移行後は、MS adCenter 1つのアカウントから、Yahoo!とMicrosoft両社のキャンペーンアカウントが管理できるようになるとのこと。

最後に、Yahoo!は米国・カナダでの移行手続きをホリデーシーズン前に完了させることを目指しているものの、このシーズンは広告主にとっても、Yahoo! / Microsoft両社にとっても重要であり、場合によってホリデーシーズン後に延期することもあることを改めて述べた。

New Search Alliance Transition Updates and Tips
http://www.ysmblog.com/blog/2010/07/20/new-search-alliance-transition-updates-and-tips/

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