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電子書籍に動画と音声、シャープが次世代フォーマット開発

2010年07月21日 11時17分更新

記事提供:通販通信

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 シャープは7月20日、従来の「テキストや静止画」に加え、「動画や音声」が楽しめ、コンテンツの表現力を一段と高めた次世代電子書籍フォーマットXMDF(次世代XMDF)を開発した。

 「次世代XMDF」は、2001年より小説や漫画などを電子コンテンツ上に表現してきたXMDFをさらに発展させたもの。「動画や音声」を含むデジタルコンテンツを手軽に閲覧できるほか、文字サイズに合わせて、自動で段組みを変えられるレイアウト機能など、編集側のコンテンツ表現へのこだわりに応えるとともに、利用者の読みやすさを高めている。

 さらに、端末での快適なユーザーインターフェイス(UI)技術と合わせることで、電子書籍の楽しみを一層拡げ、市場の開拓とユーザー層の拡大を狙う。また、1つのコンテンツを、タブレット端末だけでなく、スマートフォンやパソコン、テレビなど複数の機器で閲覧できる「ワンソース・マルチユース」を特長とし、版元側での制作面の負荷軽減を目指す。

 同社はこの技術を核に、出版社・新聞社・印刷会社・取次会社など国内外の関係各社の協力を得ながら、本年内に、配信サービスとタブレット端末を組み合わせた新たな電子書籍ソリューションを立ち上げ、電子書籍事業に参入する。

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