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いま旬のビジネスPC 第14回

人気のCore iシリーズだが、AMDプラットフォームも検討しては?

低価格に十分な性能を──HP ProBook 4525s/CTの実用性は?

2010年07月19日 09時00分更新

文● 花茂未来/インサイトイメージ

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省電力・低価格・高性能マシン

 ベンチマークの結果の性能面だけでは、HP ProBook 4525s/CT Notebook PCは、以前レビューした東芝のdynabook RX3(通常電圧版Core i3搭載モデル)とほぼ同等の性能を発揮した。

 また、HP ProBook 4525s/CT Notebook PCは、USB2.0が4ポートと多く、BDコンボドライブも搭載していながら直販価格は13万1250円となっている。Core i3搭載モデルのdynabook RX3の実勢価格14万5000円前後より若干安価になっている。とはいえ、dynabook RX3は持ち運びのしやすさも考慮に入れた軽量の2スピンドル機であるため、その点の付加価値を考えれば、十二分に高いコスト性能を誇るといってもいい。

本体前面にはカードリーダーとヘッドフォン端子など。;背面に端子を設けていないのは、アクセス性を考えると好印象

左右併せてUSB2.0×4を搭載。画面出力はアナログRGBのほか、HDMIも備える

 ワットチェッカーで確認したところ、消費電力もアイドル時では27W前後と非常に低く、導入コストとランニングコストを押さえられるのはポイントだろう。

 使いやすい独自ツールも多く、ファンの音も静かなので、仕事に集中できるのはもちろん、動画や音楽も快適に鑑賞でき、なおかつ長時間駆動でも電気代のかからないPCに仕上がっている。持ち運びに適した筺体ではないが、省スペース機としてビジネスでも使えて、マルチメディア用途の高い負荷のかかる作業もある程度こなせるPCを探しているなら、面白い選択肢になるだろう。

「HP ProBook 4525s/CT Notebook PC」(評価機)の主な仕様
CPU Phenom II P920(1.6GHz)
メモリー 4GB
グラフィックス チップセット内蔵(Radeon HD 4250)
液晶ディスプレー 15.6型ワイド 1366×768ドット
ストレージ HDD 500GB
無線通信機能 IEEE 802.11b/g/n
インターフェース USB2.0×2、HDMI、アナログRGB出力、1000BASE-Tなど
サイズ 幅372×奥行き250×高さ39mm(最薄部は27.7mm)
重量 約2.6kg
バッテリー駆動時間 最大約4時間(JEITA測定法Ver1.0準拠)
OS Windows 7 Professional 32bit版
直販価格 13万1250円

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