52Anthem 1.0.1
作者:RucKyGAMES
価格:無料
RucKyGAMES史上、最もクリアが難しいのではないかと思われるトランプゲームがリリースされました。その名も「52Anthem」。Anthemってなんだー(聞いたことはある)と思ったので検索してみたら、賛歌、聖歌、(グループを代表する)歌……だそうです。ゲームとは関係ないようですね。
では、具体的に何をするゲームなのか見ていきましょう。
大枠で言いますと、このゲームは手札を全部出すことができればクリアです。手札は5枚、6枚、7枚のいずれかに設定できまして、その出し方にルールがあるわけです。悪いことは言いません。7枚にしておきましょう、迷わずに。というか、7枚をメニューの一番上にしてほしい。間違えるからorz
はい、こちらがまっさらな状態です。52枚のカードから、7枚が選ばれて手札にあります。
1枚出しました。ダイヤの9です。ゲームスタートです。この後は、場に出ているカードと同じマークか、あるいは数字のカードしか出せません(1枚出すと、1枚手札に追加され、最終局面に到達するまで、手札は常に7枚です)。そうやってどんどんカードを出せれば出していって、すべて出し切ることを目指すわけです。
次に僕はダイヤの6を出しました。他に出せるカードもなかったわけですが、ダイヤの6を出せば、その次にハートの6が出せます。ハートの6が出せれば、ハートのカードはいっぱいありますから、どんどん出していける! てな感じで、ガスガスいきたいところなのですが……はい、ゲームオーバー。
結果としては、たったの14枚しか出せていません。
というゲームなのですが、これがおもしろい……といいますか、ムキになってしょうがない。運が悪いと2枚とかで終わってしまうのですが、運と、なんとなく自分の出し方がハマればどんどん行きます。48枚とか、すばらしくないですか……って、クリアではないわけですが。
おや? と。ここまで十数回プレイして気がつきました。下の表。これは何を出すことができるかということと同時に、何が出ていったか、つまり残りのカードが何かも示しているではありませんか! ということは? ここに注意しながらバランスよく手札を出していけば、もしかして……ひょっとすると……。
力尽きました。
残り1枚というところまできましたが、初クリアの夢は破れました。さすがに気力が失せたので、1時間くらいは手をつけないでおこうかと思っていますが、おもしろいです。先にも書きましたが、おもしろいというか、ムキになってプレイしてしまいます。やめられませんが、がんばって何かが報われるということもありませんが、くやしい……無料アプリでもあることですし、ぜひ、このくやしさを味わってみてください。無駄に負けず嫌いの方にオススメです。
筆者紹介──倉西誠一
石川県金沢市出身の元・電撃PlayStation編集長。著書は「モンスターハンター」シリーズのプレイログである「狩られ道」「狩られ道豪黒毛」(いずれもアスキー・メディアワークス)だが、最近はすっかりiPhoneゲーマー。Twitterアカウントはkararemichi。
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