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iPhone 4/iOS 4対応版アプリもついにリリース

ファイル転送の決定版! iPhone対応「quanp」を試す

2010年07月30日 10時00分更新

文● 広田稔

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「ファイル送って!」にすぐ応えられる

 仕事においては、企画資料や報告書といった書類を誰かに渡すという状況が日常茶飯事に起こる。その書類がデジタル化されて、パソコンに保存されていることが多くなった現在では、「とりあえず送っておいてよ」というシチュエーションがずいぶんと増えた。

 ファイルを誰かに送る場合、最も使われるのはメールだが、容量が大きいものはメールサーバーの送受信制限に引っかかることもある。筆者の感覚では、5MBを超えると添付するのがためらわれるので、別の手段を考えることが多い。またセキュリティに厳しい企業であれば、メールへのファイル添付そのものを禁じていることもある。

 そこで役立つのがファイル転送サービスだ。quanpはオンラインストレージだが、このファイル転送にかなり便利な作りになっている。以下に特徴をざっとまとめてみた。


1.ドラッグ&ドロップで最大10人に転送

 パソコンからのファイル転送は、「超」を付けたくなるほど簡単だ。WindowsとMac OS Xで使える「quanp send」というAdobe Air用ウィジェットを使えばいい。

 quanp sendをインストールして起動すると、デスクトップに小さなアイコンが現れる。あとはここに転送したいファイルをドラッグ&ドロップすれば、送信先や件名、メッセージを指定して送信が可能だ。ウェブブラウザーを開くことなく、デスクトップから最低限の手順で送れるというのは、使っていて非常に快適だ。

デスクトップ上にあるquanp sendのアイコンに送りたいファイルをドラッグ&ドロップ

画面が開いて相手先や件名、メッセージなどを設定して送信できる


2.iPhoneからもファイル転送を指示

 quanp上にあるファイルは、iPhoneアプリから指示を出して転送することも可能だ。しかもWindowsでは、専用クライアント「quanp.on」に付いてくる「quanp monitor」というソフトを使って、特定のフォルダーを監視し、その中身を一定間隔でオンライン上に自動アップロードできる。

 つまり、作業中のファイルを含むフォルダーをオンラインに自動転送しておけば、手間なくバックアップが作れるうえ、出先で急に「企画資料を送って!」と言われたときでもiPhoneから指示を出して転送できるわけだ。

iPhoneでもquanp上にあるファイルを指定して、相手に転送できる

quanp.onの「自動アップロード」で監視するフォルダーを設定

quanp monitorを起動しておけば、勝手にアップロードされる


3.相手に届くメールに広告が入らない

 ここまではほかのオンラインストレージでもやってやれないことはないが、さらにquanpで気が利いているのは、相手に送られたメールにも、ファイルのダウンロードページにも広告が入らない点だ。

 取引先にお願いされたファイルを無料の転送サービスで送ったところ、相手が受け取ったメッセージに競合他社の広告が入っていた……というのはちょっとシャレにならない。課金モデルで運営しているquanpなら、その危険を回避できる。ビジネス用途で重要なポイントだろう。

相手に届くダウンロード用のメッセージ。文章が日本語というのも、英語が苦手というクライアントを「ドキッ」とさせずに済む


4.電話サポート付き

 さらに本気で自分のビジネスに組み込むなら、クオンタムコースに申し込まない手はない。電話サポートが利用できるようになるので、何らかのトラブルがあったり、使い方が分からないときに、とりあえず聞いてみることができる。

 送信できるファイル容量も大幅に増える。無料のトライアルコースでは100MBのところ、クオンタムコースなら1GBだ。1GBならクリエイティブ系の仕事でも十分に役立ってくれるだろう。

 ちなみに有料プランでは、quanpのサービス上で請求明細書を作って印刷できる。確定申告をする個人事業主にとっては、結構うれしい気づかいだ(ただしこれら書類が経理処理/確定申告などにおいて認められるかどうかは、ユーザーが提出先に確認する必要がある。詳細は「よくあるご質問」の「料金」に関する項目を参照されたい)。


 デスクトップからもiPhoneからもサクサクファイルを送れるうえ、相手に届くメッセージも変な広告が入らない──。quanpのファイル転送は、そんな基礎部分がしっかりしているので、すぐに仕事に組み込んで違和感なく使えるのだ。

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