このページの本文へ

前へ 1 2 3 4 5 次へ

四本淑三の「ミュージック・ギークス!」 第28回

USTでレコーディング生中継 再結成したthe d.e.pを追う

2010年07月10日 12時00分更新

文● 四本淑三

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

すっぴん(?)でも可愛かったビビアン・スー

 この後、豪太さんは翌日に関西でのライブがあるため、泣く泣くスタジオを後に。そのすぐ後に、ビビアンがマネージャー陣に囲まれスタジオに到着。「えーっ、ゴータもう帰っちゃったのー」とテーブルに突っ伏すシーンも。

 そのビビアン・スーがめちゃくちゃ可愛かったことは報告しておきたい。

 それに佐久間さんや土屋さんの指示を受け、細かい修正に対応しながら、かつ周囲へのサービス精神も忘れずレコーディングをこなしていく態度は、やっぱり一流のプロだ。これだけのトップミュージシャンたちに、バンドメンバーとして受け入れられるのだから、当然と言えば当然かも知れないが。

 レコーディングは終始楽しそうな雰囲気で、ピリピリした空気とはまったく無縁。スタジオには入れ替わり立ち替わり様々な人が現れ、ちょっとしたパーティの会場のようだった。

レコーディング中のおやつはたい焼き

The Japan TimesのライターDaniel Robsonに取材を受ける土屋さん

 なおビビアンがメインボーカルを取るナンバーは、ギターのリフを押し出したストレートなロックナンバー。この曲、ビビアンが来るまで仮歌は巡音ルカで組まれていた。

 土屋さんの曲は、ギターのレスリートーンから始まる、美しいメロディのバラード。サビの部分にビビアンのウイスパーボイスが乗った、ドリーミーな曲調だ。土屋さんのボーカルも昔とまったく変わっていない。

 まだリリース時期は未定。リミックスとマスタリングはこの後ニューヨークで行なわれるという。音源の発表を心待ちにしつつ、ミック・カーンの回復を願いたい。



著者紹介――四本淑三

 1963年生まれ。高校時代にロッキング・オンで音楽ライターとしてデビューするも、音楽業界に疑問を感じてすぐ引退。現在はインターネット時代ならではの音楽シーンのあり方に興味を持ち、ガジェット音楽やボーカロイドシーンをフォローするフリーライター。

前へ 1 2 3 4 5 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン