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四本淑三の「ミュージック・ギークス!」 第28回

USTでレコーディング生中継 再結成したthe d.e.pを追う

2010年07月10日 12時00分更新

文● 四本淑三

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考えられないメンバーが集まった理由

―― まず2001年に結成された、オリジナルのthe d.e.pについて教えてください。世間では期間限定バンドと言われてましたけど。

屋敷 え。期間限定だったの?

佐久間 いや、期間限定というわけじゃなかったんだ。

―― ではなぜこんな豪華メンバーが?

佐久間 もとはビビアンのソロの話がぼくのところに来ていてね、ひょんなことからバンドやろうという話になって。やるんだったら豪太くんと土屋くんとミックがいいって、ぼくが冗談で言ったら全員オーケーが出ちゃったんだ。

屋敷 わはははは!

佐久間 無理に決まってると思って「このメンバーだったらやるけど」って、わざわざこの名前を挙げたのになあ。

プレイバックを確認する佐久間さん(左)と豪太さん(右)。佐久間さんがPCで見ているのは、Ustreamのソーシャルストリームでタグ付けされたTwitter画面という2010年的状況

―― じゃあ逆に理想のメンバーじゃないですか。

佐久間 それで急遽、レコーディングをロンドンでやることになって。豪太くんと土屋くんが向こうにいたから、ぼくとビビアンが出向く形で。その後にプロモーションを東京でやったり、ツアーをやったり。それで楽しい日々を過ごして、2枚目のシングルを作って、そこで途絶えちゃった感じかな。

屋敷 何でもっとやらないんだろうってぼくも思ったけど、ぼくも土屋さんもミックもロンドンを離れちゃって。いろんな状況が変わってしまいましたからね。

―― このメンバーで集まるのは何年ぶりですか?

佐久間 んーと。何年だろうね。8年ぶり?

屋敷 あれっ、そんな前だっけ?

佐久間 うん、7~8年ぶりくらいだよ。

EUPHONIXのコンソールとProToolsのモニター

ProToolsのAudio I/Oとパッチベイがまとめられている

―― どうです、久しぶりにやってみて。

屋敷 楽しいですよ。ロンドンでやった時の感じがすぐに蘇ったというか。本当に2~3テイクくらいですぐ出来ちゃうし、あっ、こういう感じだったよなって。

―― 仕事早いですよね。見ててびっくりしました。

佐久間 いい感じですよ、もちろん。会えばすぐに昔の関係に戻れるし。

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