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迷わず行けよ! PNDで渋滞知らずの快適ドライブ! 第1回

夏のPND新モデルをレビュー!【ストラーダポケット編】

2010年07月12日 12時00分更新

文● 真鍋裕行

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ストラーダポケットをインプレッション!

 CN-MP/SP700とCN-MP/SP500シリーズの機能性や特徴はわかってもらえただろうか。続いては、操作性や表示項目、ルート探索などの実用性をチェックするために5インチモデルの「CN-MP500VD」を使い、横浜市内から三浦半島の先端にある三崎港までテスト走行を行なった。

 まずは、PNDなので車両への装着性を確かめることから始める。ストラーダポケットの吸盤は、先代モデルと同様に押し付けて空気を抜きながら装着する。いつも感じるのが吸着性に優れているということ。少し斜めになったダッシュボードでも問題なく取り付けられる。今回は短時間の装着だったため取り付けの推奨となる粘着シートを使わなかったが、それでも十分に吸着力があることが確認できた。

 吸盤スタンドの背面には取り付け角度を調整するワンタッチのロックがあるが、ロックを外せば取り付け角度を幅広く調整できるのも便利なところ。例えば、助手席の人が走行中にカーナビを操作するために角度を傾けても、操作が終わればすぐにドライバー側に戻すことができる。

FM VICS用のフィルムアンテナは、フロントガラスに貼っても視界を遮らない。でもなるべくフロントガラス上部に貼ろう

 CN-MP500VDは、FM-VICS内蔵モデルで、フィルムアンテナとスタンドを接続する配線が付いている。そこでフィルムアンテナをフロントガラスに貼り付けて取り付けが完了した。

 さて、取り付け終わったところで、テスト走行に入る。目的地は三崎港にしたのだが、どこに行くかは決めていないので、とりあえず三崎港の横にある「三崎さかなセンター」を目指すことにした。ここは「三崎」と名称検索したら出てきた場所で、その検索スピードも申し分ない速さだった。

 検索された5ルートの中から推奨ルートを選択。横浜市内を出たのが11時前で、画面に出てきた到着予想時間は12時2分となっていた。ルートプレビューを見ると、一般道を少し走り、有料道路に入り、また一般道に下りるようだ。

 一般道を走るとFM-VICSを受信しているようで、渋滞している道が赤の矢印で示され、多少混んでいる道は黄色の矢印が付いていた。有料道路に入るとハイウェイモードとマップの2画面表示に切り替わり、3つ先のICとSAへの距離が表示される。ICの通過時間が表示されないのは残念だが、距離が出るので問題はない。

 有料道路では、途中に立体交差となるジャンクションやトンネルがあった。PNDが自車位置を見失うことの多いシチュエーションだが、CN-MP500VDは、これらのやっかいなポイントを難なく切り抜けた。長い距離のトンネルも常に自車位置を表示し、誤差もないようだった。

 一般道路に下り、一本道を走ると三崎港に着くのだけど、途中で渋滞が発生しているとFM-VICSが示している。そこで、画面の左下に表示されている迂回ルート検索をしてみると、すぐに渋滞を避ける道を案内してくれた。そのレスポンスは、想像以上に早く、「ルート案内されたけど、すでにその交差点は過ぎてしまった……」なんてことはなさそうだ。

 迂回ルートによって渋滞も回避でき、横浜からスムーズに三崎港まで到着することができた。走行した時間が渋滞の少ないときだったこともあるが、横浜を出るときにカーナビが予想した時刻よりも2分早い、12時ちょうどに到着。その差はたった2分で、かなり正確な到着時間を予想していたことになる。

目的地に到着後も役立つPND

 到着後、駐車場を探すのだが、こんなときに便利な機能がある。それは画面に表示されているランドマークセレクトで、ここを押すだけで周辺の駐車場がすべてマップに表示される。このランドマークは自分でカスタマイズすることができ、コンビニやガソリンスタンドなど数種類から選ぶことができる。

 駐車場も見つかり、あたりを探索してみることにした。CN-MP500VDは、徒歩でも使える「おでかけウォーク」機能を持つ。市街地地図の縮尺が50mなので、徒歩でしか入れない道は案内されないが、ある程度の細い道は表示されるし、何よりも知らない土地の方向感覚、目的のお店があれば、そこまでの距離を教えてくれるのはありがたい。

目的地に着いても駐車場が見つからない! クルマは止められたけど、土地勘がなくて迷っちゃう! なんて人にも優しいストラーダポケット。ランドマークセレクトで最寄りの駐車場を見つけたら、おでかけウォークで周辺地図を見ながら目的地にたどり着こう。これで分厚い地図を持ち歩かなくて済む

 ちなみに内部バッテリーの使用可能時間は約3時間。ワンセグやSDカードに保存した動画や音楽も再生できるので、おでかけウォークを利用する以外にもアウトドアでAV機能を楽しむこともできそうだ。

 CN-MP500VDを使った印象として、一世代前のメモリーナビやHDDナビと遜色ない機能性や情報量を持っているように感じた。画面の解像度も高いので、5インチだがワンセグや動画を見るのも苦にならないし、起動や検索スピードも満足できるレベル。これで実勢価格が4~5万円前後なら思わず買いたくなる。ただし、5インチのモニターだが、車両によっては、前方の視界がさえぎられる可能性もあるので、購入する前に装着場所を確認しておいた方が良いだろう。

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