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ニコ動でゲーム実況してたら漫画家に 「するめいか」作者が語る

2010年07月09日 12時00分更新

文● ノトフ

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テレビアニメはテンポがゆっくり

―― アニメの尺は5~6分が多いですが、あのくらいだと4コママンガだと、どのくらいの量になりますか。

ルーツ マンガにするとしたら4ページくらいですかね。

―― 結構短いんですね。

マンガはウェブでも掲載中。内容はサイトでどうぞ

ルーツ そうですね。セリフだけなんで、そんなに長くならないと思いますよ。マンガだとセリフが長くても1コマで終わるので。

―― アニメの尺(一回の時間)が2期になると割と決まってきてましたよね。これは何か理由があって?

ルーツ あんまり長いと、声優さんが大変なんです。理由としてはそのくらいですかね。5分くらいで揃えたいなーって気持ちもなんとなくはありますけど。

―― ネタは考えようと思えばもっと出てくる感じですか。

ルーツ どうだろう。切羽詰まると何かしら出てきますね。とりあえず出しちゃって、あとからつまんないなってのはありますけど。

「切羽詰まると何かしら出てきますね」

―― 具体的に、この話が面白くないなってところはあります?

ルーツ うーん。2期の第1話とかですね。2期は準備期間が短くて、1~2話くらいまではソフトも使いこなせてない。あんまり良くなかったなと後悔してます。なので、今回は3話くらいまで一気に作っちゃって、3話目のクオリティーでもう一回1話から作りなおして公開しようとしてて。

―― 作りなおすってすごいこだわりですね。制作時間、どのくらいかけますか。

ルーツ 制作期間に入って、作りつづけていると僕の技術がどんどん上がっていくんですよね。最初は1話作るのに1週間くらいかかってたんですけど、やっていくうちに2日くらいでできるようになって。最終的には、発表の前日から作れば間に合うくらいまでになりました。



―― 1日で完成するってことですか! それは早い!

ルーツ ネタ考える時間とか、声優さんに声を頼んだりする時間を考えると、もっと時間はかかってますけど。素材さえそろっていれば、1日です。絵は使いまわせるんで。でも、それだと技術のレベルアップが止まっちゃうんですよね。なので、2期がはじまるときにはあらためて1話あたり1週間くらいかけて作ってたんですけど、また最後の方になると1日でできるようになってて(笑)。

―― テレビアニメを見ていて、感じることはありますか。

ルーツ テンポが遅く感じることがありますね。なので、普通のアニメよりも速いテンポでやりたいなとは思ってます。

―― そのテンポの速さというのは、ニコニコ動画というメディアを意識してのことですか? それとも単純に、作品としてそっちの方が面白いとか。

ルーツ 作品としてです。でもニコニコ動画だと、多少聞き取りにくくてもコメントが勝手に補完してくれて分かりやすくなりますよね。そのあたりは助かってます。

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