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テレビからPCまで! 注目の3D機器を体験しまくる!! 第3回

期待の液晶勢をチェック! ソニー&シャープの3Dテレビ

2010年07月07日 12時00分更新

文● 鳥居一豊

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3D映像を楽しむなら、音もグレードアップしたい!

オンキヨーはホームシアターシステム「BASE-V30HDX」(左、実売価格7万5000円前後)がいち早く3Dに対応。その後ミドルクラスAVアンプ「TX-NA808」(右、同16万8000円)も3D対応した

「TX-NA5008」

さらに8月7日発売のフラッグシップモデル「TX-NA5008」(予想実売価格36万7000円前後)も3D対応だ

 テレビ放送やBDソフトなど、3D映像を楽しむならば、必要なものは基本的には3Dテレビだけ。しかし、せっかくの3Dなのだから、映像だけではもったいない。やはりこの機会にオーディオ方面もグレードアップして欲しいと思う。

 個人的な体験として、3Dとサラウンドは相性がいいと思う。自宅のサラウンド環境で試しているのは、「センター・オブ・ジ・アース3D」などのアナグリフ方式で発売されている3Dソフトだが、こうした初期の3D作品として、わざと画面に向かってボールや物を投げたり、歯磨きをしているシーンでカメラに向かって水を吐き出したり、いかにも3Dで見ると面白い映像がたくさん挿入されている(もちろんアクションパートの迫力ある3D映像も素晴らしい)のだが、単に映像が飛び出すだけでなく、音も飛んでくるようにデザインされている。

ヤマハはエントリーAVアンプ「RX-V467」(実売価格4万円前後)、「RX-V567」(左、実売価格5万円前後)と、8月上旬発売予定のミドルクラスAVアンプ「RX-V767」(右、予想実売価格7万円前後)が3D対応となった

 今までは音が飛んでくるだけだったし、3Dテレビで映像が飛び出すだけでも、いまひとつ物足りないのではないかと思う。映像と音が一体になって飛んでくるからこそ、単なる子供だましではない臨場感が得られると思う。

 そこで、音声も3Dで楽しむならば、AVアンプやホームシアター機器の出番だ。3Dに対応したAVアンプもエントリークラスを皮切りに、ミドルクラスまで各社から発売されてきている。

エントリークラスは発売済みのパイオニア。7月上旬に3D対応ミドルクラスAVアンプ「VSA-LX53」(希望小売価格15万円)を発売予定だ。同社のアンプの特徴はiPhone/iPod touchのアプリで各種操作ができることだ

ソニーはエントリー向けの3D対応AVアンプ「STR-DH710」(実売4万円前後)を発売中。最大の特徴はBRAVIA用ガジェット「アプリキャスト」で各種操作ができる点だ

 すでにAVアンプを使用している詳しい人はご承知だと思うが、AVアンプやホームシアター機器の3D対応は必須ではない。少なくとも、もうAVアンプやホームシアター機器を導入済みの人ならば、3DのためだけにAVアンプなどを買い換える必要はない。このことについて、まずは説明しよう。

 AVアンプの3D対応とは、「3D映像信号のパススルー伝送に対応」という意味である。これはBDレコーダーなどから入力された3Dの映像信号を、テレビなどにそのまま出力する、ということだ。

 つまりAVアンプの主要な役割である音には直接的な影響がない。サラウンド音声自体は「ドルビーTrueHD」や「DTS-HD Master Audio」のままなので、これらのHDオーディオに対応したAVアンプのユーザーならば、機能的にも問題がない。

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