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古田雄介の“顔の見えるインターネット” 第75回

四次元の目で日本をながめる「写真で見る日本の歴史」

2010年07月06日 12時00分更新

文● 古田雄介

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自然体で更新を継続。そこに更新日ルールは必要なかった

―― サイト運営についてお聞きします。サイトの更新は「何曜日にアップ」といったルールは設けていませんね。それで一定のペースを継続できるのはなぜですか?

社会科ちゃん うーん……なぜでしょう(笑)。サイトが充実していくのが自分の中では楽しみで、読者からの反応ももらえる。それで「頑張ろうかな」という気持ちが継続的にわいてくるというのが大きいですかね。

 最初のころは「ライフワークだから続けよう」という意識だけで頑張って、メルマガの登録者数が右肩上がりになってきた頃からは、読者の声に支えられていると思うことも増えていますね。紹介していないネタが膨大にあるということもあって、何曜日にアップといったルールは設けなくても、無理なく続けて行けているのかなと思います。

現在のテイストでメルマガをはじめたのは2003年11月。「まぐまぐ!」と「メルマ!」で発行している。以後、不定期ながら月3~4本ペースで、写真つきの新ネタを発行し続けている。読者からの反応はサイトよりもメルマガからのほうが多いという

―― なるほど。ちなみに、1回の更新にはどれくらいの時間をかけているんでしょう。

社会科ちゃん 寝る前などに30~40分ですかね。まずはメルマガを書くんですよ。それをサイト用に再編集して、という流れです。「今日は何を扱おうか」というところからはじめて、ハードディスクの中にある写真を選んで、解説文を添えるという感じですね。ネタとしては、今なら坂本龍馬に関する史跡を重点的に扱ったり、季節に合わせて「雪景色がきれいなところ」「涼しげなところ」といったテーマを決めていますね。

―― 8年間も続けていると、仕事が忙しくなったり精神的に辛くなったりして、やめたくなったことはありませんか?

社会科ちゃん あまり記憶にないですね。サイトを続けること自体、自分のなかで無理がないといいますか、自然な感じなので。逆に、それが長く続けてこられた理由かもしれませんね。このサイト運営が自分の唯一の表現活動なので、継続していきたいと思っています。

―― わかりました。ちなみに、かなりの史跡を巡られたと思いますが、いつか「全国制覇する」といいますか、行ききった感を持つことはありそうですかね。

社会科ちゃん 今まで北海道だけ行けなかったんですけど、2009年にようやく旅行できたので、そのときにひとまずは「全国制覇した」と感じましたね。もちろん、まだ知らない史跡もたくさんあるとは思いますけど、有名どころはほぼ押さえたという感覚です。だから、海外にも足を向けるかもしれませんね。まあ、ちょっと夢の話ですけど(笑)。

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