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長~く使える極上のPCケース2010 第6回

長~く使える極上のPCケース2010【アンテック番外編】

2010年07月03日 12時00分更新

文● 石井 英男

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4つのフリートスワップベイと
2.5インチビルトインホットスワップベイを装備

 拡張ベイとして、5インチベイ×3、3.5インチシャドウベイ×9を装備しており、拡張性も優秀だ。5インチベイのフロント部分には、フリートリリースドアとデザインコンセプトが共通のドアカバーが付いている。3.5インチシャドウベイのうち4つは、ホットスワップ対応のフリートスワップベイになっていることも魅力。フリートスワップベイでは、フリートリリースドアを開けてHDDを中に押し込むだけでHDDの装着が可能で、交換も簡単だ。フリートスワップベイは、2つずつ2組に分けられており、環境にあわせて1組ごとに位置を変えられるのも嬉しい。

拡張ベイは、5インチベイ×3、3.5インチシャドウベイ×9、2.5インチベイ、2.5インチビルトインホットスワップベイと充実している

3.5インチシャドウベイのうち4つは、フリートスワップベイと呼ばれるホットスワップ対応ベイとなっている

フリートスワップベイは2つで1組になっており、1組ごとに位置の変更が可能

フリートスワップベイにHDDを装着したところ。ホットスワップが可能だ

 さらに、2.5インチSSDやHDDの装着が可能な2.5インチベイと2.5インチビルトインホットスワップベイも搭載している。2.5インチベイは、底面に用意されており、付属のゴムブッシュを介してSSDやHDDを装着するようになっている。2.5インチビルトインホットスワップベイは、ダークフリートシリーズ共通の新機構であり、他社のケースには見られないユニークなものだ。2.5インチビルトインホットスワップベイはフロントI/Oポートの上部に配置されており、PCの電源を入れたまま2.5インチSSD/HDDを交換できることが特徴だ。

底面の2.5インチベイは、付属のゴムブッシュを介して、2.5インチSSD/HDDを装着するようになっている

2.5インチベイにSSDを装着したところ。さらにフロントの2.5インチビルトインホットスワップベイにも2.5インチSSD/HDDの装着が可能だ

フロントI/Oポート上部にホットスワップ対応の2.5インチビルトインホットスワップベイが用意されている

2.5インチビルトインホットスワップベイにSSDを差し込んだところ。装着した状態でもドライブの一部が外に出る

Antec専用電源CPシリーズを搭載可能
Radeon HD 5970も取り付けオーケー!

 電源ユニットは、最下段に装着する設計で、一般的なATX規格の電源ユニットだけでなく、一回りサイズが大きなAntec専用電源CPシリーズの搭載も可能である。マザーボードベースのCPUソケット部分は四角く切り抜かれているので、バックプレート交換型タイプのCPUクーラーもマザーボードを外さずに装着できる。また、マザーボードベースには、ケーブルホールが用意されている。余分なケーブルをマザーボードの裏側に収納することで、ケース内部のエアフローを改善でき、見た目もすっきりする。

電源ユニットは最下段に取り付けるようになっている。通常のATX規格の電源ユニットだけでなく、一回り大きなAntec専用電源CPシリーズの搭載も可能だ

電源ユニットをケースに取り付けたところ。重い電源ユニットを最下部に配置することで、安定性を高めている

マザーボードベースのCPUソケット部分は四角く切り抜かれており、バックプレート交換型タイプのCPUクーラーもマザーボードを取り付けたまま装着できる。また、マザーボードベース裏のスペースを利用して、余分なケーブルを収納できるようにケーブルホールと結束バンドが用意されている

 ケースの奥行きは50.5cmで、ミドルタワーケースとしては標準的だ。長さ約31cmのRadeon HD 5970の装着は可能だが、一番上のPCI Express x16スロットにRadeon HD 5970を装着すると、上から4番目と5番目の3.5インチシャドウベイが利用できなくなってしまう。ただし、3.5インチシャドウベイは9個も用意されているので、事実上問題はないだろう。拡張スロットの数は7つで、ケーブルをケース内部に引き込めるブラケットが1つ付属している。

マザーボードと長さ約31cmのRadeon HD 5970を装着したところ。3.5インチシャドウベイとの隙間はあまりない

一番上のPCI Express x16スロットにRadeon HD 5970を装着すると、上から4番目と5番目の3.5インチシャドウベイが使えなくなる

(次ページへ続く)

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