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柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 第20回

iPhone 4の良さを、興味津々の人にプレゼンする技

2010年06月29日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

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コンデジの代わりになりそうなカメラを披露する

 内蔵カメラの画素数は、3GSの300万画素から500万画素に向上している。しかも、光を受けるセンサー部分を拡大し、撮像素子の大きさは維持しているので画質が良好なのがうれしいところ。インカメラやLEDフラッシュも搭載している。

高性能になったカメラ

高性能になったカメラ。タップフォーカスも可能

 iPhone 4で、相手の持っている小物などをさらっと撮影してあげよう。想像以上に美しく取れるので、「デジカメの代わりになる?」と聞かれる。その人の用途にもよるが、「mixiにアップしたりするスナップを撮るには十分だよ」と答えている。これがポイントになり、iPhone 4の購入を決断した人も数人いる。

 短時間のプレゼンでは通じにくいが、720pのHD動画を撮影できるようになったのも見逃せない。バーベキューや海、プールなど、屋外で光量が十分だと、大画面テレビに映しても十分堪能できる映像が撮れる。そのままYouTubeにアップロードできるので、みんなにURLを送ってあげると喜ばれるだろう。

 ちなみに、レストランやバーなどで、ブログやTwitter用の写真を撮影する際には、シャッター音が気になる。iOS4では音量の調節ができなくなっているのだ。そんな時は裏技を使う。iPodで音楽を再生し、音量を最小にする。そのままカメラを起動して、左側面の音量を低くするボタンを押しながら撮影すればいい。そのうち、iOSのアップデートで対処されてしまうかもしれないが、それまでは活用したい。

裏技でシャッター音を消せる

裏技でシャッター音を消せる

 レンズ部分が少しでも汚れていると、写真が白飛びしてしまう。指紋程度でも影響が大きいので、レンズはきれいにしておこう。ケースを利用しているなら、レンズ部分がくぼんでいるので汚れにくいというメリットもある。


iPhone 3G/3GSユーザーに4のすごさを伝える

 アプリでiPhone 4の違いを見せるなら「iMovie」(600円)が効果あり。3Gや3GS、iPadにはインストールできない専用アプリである。

「iMovie」はiPhone 4ユーザー必携

「iMovie」はiPhone 4ユーザー必携。YouTubeの利用頻度が高まることだろう

 iMovieは、撮影したHD映像を簡単な操作で編集できるアプリだ。複数のテーマからイメージを選び、動画を並べるだけ。カット編集やトランジションの設定もでき、15分もあればそこそこの動画を編集できる。もちろん、パソコン用の本格的な動画編集ソフトと比べれば、操作性や機能は落ちるが、iPhoneで撮影から編集、アップロードまでできるということがすごい。

「FaceTime」でビデオ通話も

「FaceTime」でビデオ通話も。通話開始にはやや時間がかかる

 ビデオ電話機能の「FaceTime」も注目。iPhoneのインカメラを利用して、ビデオ通話ができるのだ。電話を掛けて、「FaceTime」アイコンをクリックするだけという簡単操作が魅力。「Skype」などのテレビ電話アプリでさえ使い方がよくわからないという人に向いている。実家にプレゼントして、祖父母と孫たちに話をさせてあげるといった使い方がお勧め。

 ただし、FaceTime通話時には無線LANで接続している必要がある。通信量が大きいので致し方のないところではあるが、外出先ではアクセスポイントを確保しなければならない。とはいえ、これは助かるところでもある。例えば、彼女から「FaceTime」要求が来たとき、映像が映ると都合が悪い状況でも「無線LANがないからさ」と言い訳できるからだ。なお、通話時にはインカメラからアウトカメラに変更することも可能。夜景などを見せながら、リアルタイムで通話もできる。

 筆者がiPhoneやiPadの記事を書くと必ず触れるが、リモートデスクトップ接続アプリの使い勝手もいい。解像度が高くなった分、操作性が向上している。「Jaadu Remote Desktop for Windows」もしくは「iTeleport:Jaadu VNC」がお勧めだ。どちらも2900円で、使い勝手がいい。iPadでも使うなら、両対応しているiTeleportにしよう。導入の手間はかかるが、リーズナブルだ。

Windows 7を快適に操作できる

リモートデスクトップアプリでWindows 7を快適にリモート操作できる

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