通常電圧版Core i7でも長時間駆動を実現
前述のとおり、今回の評価機は通常電圧版のCore i7とSSDを搭載しており、かなりハイスペックな構成となっている。
そこでまずは、PC本体の性能を「CrystalMark 2004R3」で計測した。2コア/4スレッドCPUに加え、SSDを搭載しているだけあり、結果はかなり良好だ。
計測ソフトにBBenchを使用し、キーストロークとWeb巡回をONにして計測した状態で、バッテリー駆動時間もチェックしている。PC側の設定は無線LANはON、電源はHP独自の電源管理ソフトで「勤務先」に設定。輝度は最大にしてある。
結果は3時間31分26秒。通常電圧版のCore i7であり、さらに輝度を最大にするという厳しい条件であることを考えると、十分な駆動時間が確保されていると言えそうだ。
ペン入力も快適
2740pの液晶ディスプレーは、付属のペンでも指でも操作できるタッチパネル式となっている。たとえばドキュメントに対して手書き文字で修正指示を書き入れ、それをメールで送信するといった使い方が手軽にできるのは、タブレットPCならではだろう。
また議事録や打ち合わせ時に使用するにしても、Wordでメモを取りながら、そのメモの横に図や簡単なグラフをペン入力で手書きできるので、話の内容を紙とPCの両方に分けなくていい。
次にタブレット型にして片手で持ちながらの作業を試してみたが、本体重量が約1.7kgあるので10分程度が限界だった。手持ちしながらタブレットで長時間操作するのは厳しい。
この連載の記事
-
第39回
デジタル
堅牢性に自信あり! 「HP EliteBook 2560p」 -
第38回
ビジネス
タブレットでもCore i5搭載、「Eee Slate B121」の実力は? -
第37回
デジタル
高質感・高拡張性のプロ仕様、「HP ProBook 6560b」 -
第36回
ビジネス
パナソニックの「TOUGHBOOK CF-31」を試す -
第35回
デジタル
顔認証と省電力「HP 8200 Elite All-in-One」の実力検証 -
第34回
デジタル
薄さ10mm、HPの持ち運べる液晶「L2201x」を試す -
第33回
ビジネス
デルの「OptiPlex 990」を試す -
第32回
ビジネス
ピークシフト対応機の本当のところ -
第31回
デジタル
ついに第2世代Core i搭載した「ThinkCentre M91p」 -
第30回
ビジネス
富士通、次世代Atom搭載の全部入りスレートPC「STYLISTIC」 -
第29回
デジタル
マウスコンピューターの「MPro-iS210B」を試す - この連載の一覧へ