このページの本文へ

いま旬のビジネスPC 第12回

コストパフォーマンスの高さも魅力

タブレットPC「HP EliteBook 2740p」を試す

2010年06月28日 09時00分更新

文● 花茂未来/インサイトイメージ

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

通常電圧版Core i7でも長時間駆動を実現

 前述のとおり、今回の評価機は通常電圧版のCore i7とSSDを搭載しており、かなりハイスペックな構成となっている。

「CrystalMark 2004R3」でのベンチマーク結果

「CrystalDiskMark 3.0」でSSDの速度も計測してみた

 そこでまずは、PC本体の性能を「CrystalMark 2004R3」で計測した。2コア/4スレッドCPUに加え、SSDを搭載しているだけあり、結果はかなり良好だ。

HP独自の電源管理ソフト「HP Power Assistant」。用意されているプランが豊富で、状況に合わせて選択できる

 計測ソフトにBBenchを使用し、キーストロークとWeb巡回をONにして計測した状態で、バッテリー駆動時間もチェックしている。PC側の設定は無線LANはON、電源はHP独自の電源管理ソフトで「勤務先」に設定。輝度は最大にしてある。

 結果は3時間31分26秒。通常電圧版のCore i7であり、さらに輝度を最大にするという厳しい条件であることを考えると、十分な駆動時間が確保されていると言えそうだ。


ペン入力も快適

 2740pの液晶ディスプレーは、付属のペンでも指でも操作できるタッチパネル式となっている。たとえばドキュメントに対して手書き文字で修正指示を書き入れ、それをメールで送信するといった使い方が手軽にできるのは、タブレットPCならではだろう。

ペン入力時には予測変換機能が働き、入力を間違っていても一文字程度なら自動で修正してくれる

 また議事録や打ち合わせ時に使用するにしても、Wordでメモを取りながら、そのメモの横に図や簡単なグラフをペン入力で手書きできるので、話の内容を紙とPCの両方に分けなくていい。

 次にタブレット型にして片手で持ちながらの作業を試してみたが、本体重量が約1.7kgあるので10分程度が限界だった。手持ちしながらタブレットで長時間操作するのは厳しい。

本体底面はバッテリーを含めてラバー加工が施されており、片手で持っても滑りにくい配慮がされている

カテゴリートップへ

この連載の記事