画質エンジンは4年ぶりに一新
もう一つの特徴は、「次世代レグザエンジン」の搭載だ。RE1シリーズは55V~19V型まで、REGZAシリーズ全体として4年ぶりとなる画質エンジンの完全リニューアルを行っている。
東芝のREGZAシリーズと言えば超解像技術「レゾリューションプラス」を他社に先駆けて実装したことで名高い。RE1シリーズの採用する「レゾリューションプラス4」は再構成型超解像、ヒストグラム分析、アニメーション画質最適化処理に、CELLレグザでも搭載された画面内の似た部分から画像の位相に合わせて映像を重ねる自己合同性型超解像技術も追加した第四世代のものだ。
強調したいのは、19RE1は小型モデルにも関わらず、大型サイズと同じエンジンを採用しているということだ。
実は、REGZA 19RE1で搭載する「次世代レグザエンジン」は55V型の55RE1の搭載する「次世代レグザエンジン」とまったく同じものと言ってもいい。19RE1搭載パネルは1366×768ドットのHDパネルなので最後にスケーリング処理こそ入るものの、映像処理レベルでは、(インチ差を考えると驚きの)同等の処理を実行しているのだ。
実際にREGZA 19RE1の画質はいい。まずLEDバックライト搭載(エリア駆動は37V型以上のモデルで対応)の効果もあってか黒が締まることと、何よりも画面の密度感、凝縮感を感じる画質に到達しているということだ。
デモ映像では植物の葉の筋のような細部のディテールはサイズから想像の付かないレベルで出せる。「おまかせドンピシャ」も上位機種と同様に働くように作られた。19V型モデルとしてはモンスター級の作り込みがなされているのである。