身近なAVアンプの入門機
3D BRAVIAと組み合わせたい! ソニー「STR-DH710」
2010年06月23日 12時00分更新
BRAVIAとの組み合わせで最高の使い勝手
AVアンプのOSDメニュー画面といっても、上位モデルのGUIを別にすれば、多くはテキストベースの表示なので、AVアンプのディスプレー表示と情報量に大差はない。が、黎明期のワードプロセッサーのような1行表示は一覧性が皆無で、項目の選択などがわかりにくい。この点は使い勝手を重視するならば不満が多い。
サラウンドモードの設定なども、本体側のボタンでは、映画系、音楽系それぞれにボタンが用意されており、それぞれに適したモードを順送りで選択できるのだが、リモコンのサラウンドモード切り替えボタンやメニューで操作する場合は、すべてのモードを順送りで選択しなければならないなど、操作は面倒。
この不便さを解消してくれるのが、アプリキャストの「オーディオ機器コントロール」アプリである。アプリキャストとは同社液晶テレビ「BRAVIA」の機能で、インターネットなどの情報を画面上にアイコン表示するもの。Windowsのウィジェット的なものである。
このアプリのひとつに「オーディオ機器コントロール」が追加(アプリキャスト対応BRAVIAならば、ネットワーク経由で追加登録できる)されており、このアイコンメニューで、サラウンドモードや入力切り替えなどが行なえる。これに加えて、HDMIリンク機能の「ブラビアリンク」では、電源連動やテレビのリモコンでAVアンプのボリューム調整が行なえるなど、操作は格段に快適になる。
これらの機能が使えるかどうかで、本機の使いやすさは天と地との差ができる。他社のテレビとの組み合わせでは、設定はともかく操作もDVD時代のAVアンプと同様だが、BRAVIAとの組み合わせならば、まさにテレビのオプション機器のような感覚で快適に使える。事実上、BRAVIAを買ったユーザーのための専用AVアンプと考えていいだろう。
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