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目指せ快適! MacBook Pro長期レビュー第28回

MobileMe、一新! さらに「iPhoneを探す」が便利に

2010年06月22日 16時00分更新

文● 海上忍

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どこからでも好みのアドレスでメールを送信

 メールにおけるトピックは、「外部アカウントからの送信」に対応した点だ。

 従来、送信はMobileMeのアカウント専用という位置付けだったが、リニューアル後は「@mac.com」でも「@me.com」でもない、他のメールアカウントを利用してメッセージを送れるようになった。

MobileMe以外のメールアドレスからメッセージを送信できるようになった

 この機能、Gmailの「別のメールアドレスからメッセージを送信」(関連リンク)と同じと考えられる。MobileMeのアドレスは個人用で仕事に使いたくないが、メールを送る必要に迫られた、返信を異なるアドレスに誘導したい、といった場面で役に立つはずだ。

 なお、MobileMeユーザー(≒Macユーザー)である事実を隠すことには利用できない。念のため、同機能経由で受信したメールを調べたところ、ヘッダー部分にMobileMeからの送信を示す「X-Mailer: MobileMe Mail (1C262603)」が表示されたからだ。

 「Received:」行に記録された転送経路は、指定した外部のSMTPサーバーだったものの、「Message-Id:」行にはしっかりと「me.com」のドメイン名が記録されていた。MobileMeユーザーであることが知られるとマズい立場の人(いるのか?)は注意しよう。

あらかじめ設定したルールに基づいて、受信したメールを振り分けることが可能になった

使い方いろいろ「iPhoneを探す」

 「iPhoneを探す」は、iPhoneユーザーにとって一種の保険のようなもの。事前に位置情報サービスを有効にしておけば、万が一iPhoneを紛失しても、電源が入ってる限りその端末にインターネット経由でアクセスして、メッセージを表示することが可能だ。

 さらに、遠隔操作でパスワードロックをかけられるので個人情報流出を防げるし、全データの消去(リモートワイプ)という最後の手段も提供してくれる。個人的には、この機能がMobileMeで最もありがたいと感じているのだが、どうだろう?

MobileMeのアカウント設定が完了し、位置情報サービスが有効になっていれば、iPhoneの現在位置を確認しメッセージの送信など遠隔管理が可能になる

 今回のリニューアルに伴い、iPhone/iPadアプリ「iPhoneを探す」の無償配布も開始された。これでiPhone/iPad同士でも遠隔管理できるようになり、パソコンのウェブブラウザーに依存しなくなったのだ。iPadとiPhoneを持って外出したがiPhoneを紛失、さあどうしよう、という場面でも慌てる必要はない。

iPhoneアプリの「iPhoneを探す」を使えば、同じMobileMeアカウントを設定したiPhone/iPadに対してメッセージを送信できる

 ただし、iPadでは注意点がひとつ。GPSチップ内蔵の3Gモデルであることが条件として挙げられているのだ。iPadはWi-Fiモデルでも無線LANアクセスポイントから位置情報を検出できるが、この「iPhoneを探す」では「所在地の検索機能がオフになっています」と表示されて検出に失敗してしまう。つまりリモートワイプできるのは3G+Wi-Fiモデルだけで、Wi-Fiモデルは不可ということになる。

 だからといって落胆することなかれ。Wi-Fiが通じる位置にiPadがあれば、位置は特定できないものの、メッセージの送信やリモートロックを行なうことは可能だ。

Wi-Fi版iPadは、地図上で現在位置を確認することはできないものの、メッセージの送信など遠隔管理は可能だ

 この機能に着目すると、面白い使い方も考えられる。ゲームにハマる子供を強制排除すべくロックする、といった家庭内メッセージングツールとしての活用は、その一例だろう。

 筆者は、YouTubeを鑑賞せんがために長時間iPadを占拠している家人に対して、けたたましい警告音とともにメッセージを送りつけてみたが……相手によっては逆効果で、夕食のおかずを手抜きされるなどの逆襲にあってしまった。実際の運用はくれぐれも慎重に。


筆者紹介──海上忍


 ITジャーナリスト・コラムニスト。アップル製品のほか、UNIX系OSやオープンソースソフトウェアを得意分野とする。現役のNEXTSTEP 3.3Jユーザにして大のデジタルガジェット好き。近著には「改訂版 Mac OS X ターミナルコマンド ポケットリファレンス」(技術評論社刊、Amazon.co.jpで見る)など。



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