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いま旬のビジネスPC 第11回

保証も優れたビジネスPC

質感高く、薄型「Latitude E4310」を試す

2010年06月22日 09時00分更新

文● 花茂未来/インサイトイメージ

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パームレストやキーボードは、表面がとても滑らかで高い質感を感じる。手が汗で湿っていても“すべすべ”としたさわり心地なのは好印象

独自ユーティリティーで細かい電源管理が可能

 モバイルPCではバッテリー駆動時間が気になるところ。早速計測してみた。

 評価機には、CPUとしてCore i5-M540(2.53GHz)、4GBのメモリー、160GBのHDDを搭載したモデルを用意した。バッテリーはオプションで6セルの大容量バッテリーを利用している。なお、評価機は試作機のため、ベンチマーク結果はその点を考慮していただきたい。

「Dell ControlPoint」で「拡張バッテリ駆動時間」という長時間駆動用のプランを選択。このプランでの輝度は40%程度になる

 ベンチマークは、BBenchでWeb巡回とキーストロークをONにして実施した。PC側は、無線LANをONにして、独自ユーティリティーで長時間駆動用のプランを選択している。環境光に合わせて輝度とキーボードバックライトを調節する機能はOFFにしてあり、あまり電力負荷の高くない条件と言える。

 結果は4時間54分50秒となった。標準の3セルバッテリーでの駆動時間が、単純計算で約2時30分になることを考えると、本格的なモバイル用途には若干不安を覚える。

照度センサーとキーボードバックライトの有効/無効を切り替えられる

キー入力を終えてからキーボードバックライトが消えるまでの時間や、その輝度を変更できる


2コア/4スレッドで、vPro対応のCore i5を搭載

 「CrystalMark 2004R3」でPC性能も計測してみた。E4310が今回搭載するCore i5は、2コア/4スレッドに対応したCPUとなるため、ベンチマーク結果も相当に高い。

「CrystalMark 2004R3」を用いたベンチマーク結果

Windows エクスペリエンス インデックスの評価

 しかし、ビジネスPCとして注目すべきは、今回のCPUは最新のvProに対応している点だろう。システム管理者によるリモートでの遠隔操作などのサポートを実現し、たとえ外出先にいても、PCトラブル時に社内のシステム管理者に直接診断してもらうといったことが可能になる。

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