独自ユーティリティーで細かい電源管理が可能
モバイルPCではバッテリー駆動時間が気になるところ。早速計測してみた。
評価機には、CPUとしてCore i5-M540(2.53GHz)、4GBのメモリー、160GBのHDDを搭載したモデルを用意した。バッテリーはオプションで6セルの大容量バッテリーを利用している。なお、評価機は試作機のため、ベンチマーク結果はその点を考慮していただきたい。
ベンチマークは、BBenchでWeb巡回とキーストロークをONにして実施した。PC側は、無線LANをONにして、独自ユーティリティーで長時間駆動用のプランを選択している。環境光に合わせて輝度とキーボードバックライトを調節する機能はOFFにしてあり、あまり電力負荷の高くない条件と言える。
結果は4時間54分50秒となった。標準の3セルバッテリーでの駆動時間が、単純計算で約2時30分になることを考えると、本格的なモバイル用途には若干不安を覚える。
2コア/4スレッドで、vPro対応のCore i5を搭載
「CrystalMark 2004R3」でPC性能も計測してみた。E4310が今回搭載するCore i5は、2コア/4スレッドに対応したCPUとなるため、ベンチマーク結果も相当に高い。
しかし、ビジネスPCとして注目すべきは、今回のCPUは最新のvProに対応している点だろう。システム管理者によるリモートでの遠隔操作などのサポートを実現し、たとえ外出先にいても、PCトラブル時に社内のシステム管理者に直接診断してもらうといったことが可能になる。
この連載の記事
-
第39回
デジタル
堅牢性に自信あり! 「HP EliteBook 2560p」 -
第38回
ビジネス
タブレットでもCore i5搭載、「Eee Slate B121」の実力は? -
第37回
デジタル
高質感・高拡張性のプロ仕様、「HP ProBook 6560b」 -
第36回
ビジネス
パナソニックの「TOUGHBOOK CF-31」を試す -
第35回
デジタル
顔認証と省電力「HP 8200 Elite All-in-One」の実力検証 -
第34回
デジタル
薄さ10mm、HPの持ち運べる液晶「L2201x」を試す -
第33回
ビジネス
デルの「OptiPlex 990」を試す -
第32回
ビジネス
ピークシフト対応機の本当のところ -
第31回
デジタル
ついに第2世代Core i搭載した「ThinkCentre M91p」 -
第30回
ビジネス
富士通、次世代Atom搭載の全部入りスレートPC「STYLISTIC」 -
第29回
デジタル
マウスコンピューターの「MPro-iS210B」を試す - この連載の一覧へ