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「コープスパーティー」出演の2人に作品の魅力を直撃

2010年06月17日 22時40分更新

文● 伊藤 真広

「コープスパーティー ブラッドカバー リピーティッドフィアー」の魅力に迫る!

 8月5日発売予定のPSP用タイトル「コープスパーティー ブラッドカバー リピーティッドフィアー」。同人サークル“チームグリグリ”の制作した「コープスパーティー」のコンシューマ移植作品となっている。
 同人では現在のところチャプター4までを収録したものまでしか発売されておらず、完結編となるチャプター5は、今回のPSP版で初お目見えとなる。そんな「コープスパーティー ブラッドカバー リピーティッドフィアー」の魅力や収録時の恐怖体験などを、収録を終えたばかりの主人公の持田哲志役で出演する下野紘さんとヒロインの中嶋直美役で出演する佐藤利奈さんに伺ってきた。

8月5日発売予定の「コープスパーティー ブラッドカバー リピーティッドフィアー」は、初回限定版が8190円、通常版は6090円

――「コープスパーティー ブラッドカバー リピーティッドフィアー」のPSP化が決まったと聞いた時の感想をお聞かせください。
下野さん(以下、下):僕はPC版もプレイしていまして、携帯用ゲーム機でできないかなと思っていたところでPSP化の一報を聞いて「よっしゃ! 念願がかなった」って感じです。
佐藤さん(以下、佐):PC版を借りてプレイしたんですが、保健室から出られなくて、そこから先の話が気になっていたところに、PSP版の話をいただきました。役者特権で台本を読ませていただけたので、そこが嬉しかったです。ただ、重たい話だったので、台本を読むのが辛かったですね。

――作品の魅力を教えてください。
下:ストーリーとかキャラクターの複雑な人間関係だったりが魅力だったりします。PC版やドラマCDやコミック化といった流れを見ていると、作品が成長していって、1つの作品だけど、いろいろと楽しめるのも魅力だと思います。
佐:みんなが経験している学生生活という身近なところを舞台にしているのが一番面白いと思いました。口裂け女だったり、こっくりさんだったり、そういう身近な都市伝説が導入になっていて怖いというところも魅力ではないかと思います。

持田哲志役の下野紘さん(左)と持田哲志の幼馴染の中嶋直美役の佐藤利奈さん(右)。二人が手にしているのは文化人形ちゃん

――PC版にはない、完結編となるチャプター5の台本を読んだ感想をお願いします。
下:PC版をプレイしている人は「このシーンあったあった」と思い返して楽しみつつ、追加のイベントやエンディングがあるので、新しい怖さを体験できます。もちろんまだプレイしていない人は、重いストーリーで展開される人間模様が描かれているホラーを楽しんでいただける作品です。
佐:私は、PC版は保健室までしかいけませんでしたが、今回シナリオをいただいて、ようやく全貌が見えたというか、直美の話こんなに重たかったんだと、ショックを受けました。親友の世以子ちゃんと行動を共にするんですが、エンディングまで引きずる“ある出来事”が2人の身に起こるんです。極限におかれて私だったらどうするだろうな? と思いながら収録に望みました。他のキャラクターたちも極限状態のシーンが多くて、みなさん力の限り演じていらっしゃると思うので、私自身もプレイするのを楽しみにしています。

同タイトルは、廃校に閉じ込められた主人公たちに襲い来る怪奇現象に立ち向かいつつ謎を解いていくホラーアドベンチャーとなっている

――収録の感想やエピソードを教えてください
下:今回、完全密室のスタジオでも収録をしたんですが、ところどころで“ゴンゴンゴン”音が聞こえたりして、なんかいたのかなってどうだったのかなとちょっとビビりながら収録をしたので、哲志のビビリな部分をより臨場感溢れるかたちで収録できたと思います。
佐:ビビっていたんですね(笑)。
下:よく分からない、スタッフさんには犬の鳴き声みたいなのが聞こえたり……。
佐:下野さんにしか聞こえない犬の鳴き声が聞こえたんですね(笑)。
スタッフ:犬なんている訳ないじゃいですか(笑)。
下:スタジオでは犬なんて飼ってないですし、スタッフさんからは「だれかなんか叫んだかもしれないですね」なんてフォローしてくれたんですが、そんなわきゃない!(笑)。
佐:私はそんな怖いことはなかったのです。今回、ダミーヘッドマイクを使って収録をしたんですが、今回、私の演じた直美の声を上から降ってくるような感じで収録したいということで、ダミーヘッドマイクの位置を動かしていただいて収録をしました。ダミーヘッドマイクがこんなに動くんだって、驚きました。
 ちなみにダミーヘッドマイクを使って収録しているので、部屋を暗くして25時から27時の間に1人でプレイすることを推奨します。

――都市伝説が入っているとのことですが、お二人の通っていた学校の七不思議を教えてください。
佐:月並みなのしかないんですよね。階段が増えるというのがあって、数えに行ったけど、増えてなくてがっかりしたことがあります。
下:トイレの怖い話……1つあります。廊下にあったトイレ、男子も女子も入り口の扉がないんですよ。なんでなんだろうと思って、同じ高校を出身の先輩にたまたま聞いてみたところ「そこに、いろんな不良が連れ込むんだよね。人を」って……いう話だったらあるんですよね。
佐:七不思議はなかったんですね?
下:実際にいる人のほうが怖かったんですよね。

画像のように、真夏にプレイするにはふさわしい身の毛もよだつようなシーンが満載だ

――最後にメッセージをお願いします。
下:僕個人としても、ものすごく気になっている作品ですし、様々なキャラクターをみなさんが熱演していらっしゃるので、PC版をプレイしていらっしゃる人も、これからプレイする人も、恐怖を楽しんでください。
佐:コラボ企画が発売前に始まっているので、予習がてら行なっていただき、発売されたらプレイして楽しんでもらえたらなと思います。さっき、25時から27時の間でプレイしてもらいたいと言いましたが、その時間にTwitterとかで、みんなしてわいわいやるイベントができたら楽しいかなと思いました。是非とも遊んでみてください。

7月22日には、同タイトルの主題歌で今井麻美さんの4枚目のシングルとなる「シャングリラ」も発売予定となっている

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