VCE連合の取り組み
基調講演に続いて行なわれた「VCEパネルディスカッション」では、シスコシステムズのアジアパシフィックアンドジャパン社長のエザード・オーバービーク氏、ヴイエムウェアの代表取締役社長の三木泰雄氏とEMCジャパンの諸星社長が顔をそろえ、3社による「VCE連合」の取り組みについて紹介した。
VCEは「Virtual Computing Environment(仮想コンピューティング環境)」の頭文字とされるが、VMware、Cisco、EMCの3社の頭文字でもある。3社は仮想化技術、ネットワーク、ストレージと運用管理の各分野のトップベンダーであり、いわば「強者連合」だという。仮想化されたデータセンター(=プライベートクラウド)を実現するにはこの3分野の技術が必須となるが、このすべてを1社が単独で提供することは不可能であり、そこにこの3社が密接に協力する意義があるのだという。
そして、3社それぞれが提供する「ベストなコンポーネント」を集め、「パッケージ化された仮想化データセンターを提供する」ことがVCE連合の当面の目標となると説明した。