iPhoneには専用アプリを提供
モバイル機器対応の強化点としては、iPhone用メッセンジャーが提供されることが大きなトピックと言える。これを使えば、Windows上のメッセンジャーと同じ環境が、iPhoneのモバイル環境で実現する。iPhone用アプリの提供時期は、「Essentialsの正式リリースまでには提供する予定」とのことだ。
一方Windows Mobileに関しては、現在リリースされているメッセンジャー専用ソフトをそのまま利用することになる。
なお日本の携帯電話では、ウェブブラウザー版を使用することになる。ユーザーインタフェースなどを日本の携帯電話専用にすることで、今までよりも使いやすくなる予定だ。携帯電話は、キャリアごと、機種ごとにウェブブラウザーの機能が異なるが、マイクロソフトではできるだけ多くの機種をカバーできるように、開発を進めているという。NTTドコモであれば、905シリーズ以降をターゲットにしているようだ。
新EssentialsではWindows XPはサポート対象外
冒頭で述べたように、新しいメッセンジャーはWindows Live Essentialsの一部として提供される。2010年6月末から7月頃には、パブリックベータ版として日本語版の提供も始まる予定だ。
注意が必要なのは、動作環境がWindows 7とWindows Vista、Windows Server 2008/R2となる点だ。つまり、Windows XPでは新しいWindows Live Essentialsは動作しない。また、VistaはService Pack 2とプラットフォーム更新プログラムの適用が必要となっている。
実際に新しいメッセンジャーを使ってみると、SNSの更新情報の表示が非常に便利だ。さまざまなSNSに投稿された友人たちの情報が時々刻々表示されるため、いちいち各SNSを回覧する作業も必要ない。
ただし、メッセンジャー自体のウインドウが大きくなるため、いつも表示しておくには、デュアルディスプレー環境などでデスクトップ画面を広くとらないと、使いにくいかもしれない。
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