ついに発進! 新型ミクポルシェ(今は別デザイン)
先日、無事に日本に来たばかりのポルシェ911GT3R(関連記事)。その記者会見が14日に、待望のシェイクダウンが15日に行なわれたのでレポートしよう。
記者会見はポルシェジャパンとCOXが共同で行ない、ポルシェモータースポーツ部門の責任者、ゲルト・シュミット氏は「3年間で50台を販売していきたい」とコメント。また、日本のGTレースへの参戦を歓迎した。自動車媒体も数多く駆けつけ、その注目度の高さがわかる。
そして迎えた15日のシェイクダウン。タイヤテストということで、ハンコックの契約ドライバーである木下みつひろ選手が2本走り、最初の感触を確かめた。クルマを降りた木下選手は新型GT3Rを大絶賛し、番場選手にバトンタッチした。また、この日のためにお休みを取って駆けつけた個人スポンサーはなんと40人ほど! これにはゲルト・シュミット氏も驚いていた。
番場選手の走行は何度かピットインしつつ無事に終了。クルマを降りたばかりの番場選手に新型の感触を聞くと……。
「6年の歳月ってスゴイですね。もはや996とは別のクルマですよ。今日はセッティング云々よりも前に、まずはクルマを理解しなきゃと思いましたね。タイヤとのマッチングだとかセッティングとかはその先の話です。各種電子制御がかなり高性能なんですよ。一般車だと電子制御ってちょっと不自然なんですけど、これは電子制御が働いているのがわからないくらい自然に介入してきます。少しくらい乱暴に運転しても、電子制御がカバーしてくれちゃうんですよ。あとはGTのレギュレーションでどうなるかですね」
今後を期待させるコメントだ。トラクションコントロールやスロットルブリップ機能を搭載した電子制御スロットルなどのハイテクデバイスで武装した新型GT3Rは、レースでどのように活躍するのだろうか。その後、番場選手から佐々木選手に交代し、最後の走行が行なわれた。雨が降りそうだったので、雨のデータも取れるかも? とのことだったが、スタッフ的には残念ながら、佐々木選手的には幸運にも雨は降らず、路面はドライのまま走行が終了した。で、佐々木選手はどうでしたか?
「とても乗りやすいんですよ。電子制御系はちょっとでもリアが滑るとカバーしてくれたり、ホイールスピンを抑えてくれたりね。なので、タイヤもあまり減らないんですよ。でも、ここまでハイテクのクルマって乗ったことなかったから、正直かなり違和感があるというか。今回走っただけでは、まだこのクルマを理解できませんでした。しかし次のSUGOではそうも言ってられないので、頑張らないと!」
人によっては電子制御に戸惑ってしまうようだ。GTAのレギュレーションでどれほど変更されるかわからないが、スゴイマシンが現われたのだけは確かだ。他のピットで走っていたプロドライバーも思わず覗きにきてしまうほど。このクルマなら表彰台も夢じゃない!?
なお、この日の走行動画は25日から個人スポンサー向けに配信される。詳しくは公式応援サイトを見てほしい。
レース日と同じくらい盛り上がった
GSRのピットとピット裏
(次ページへ続く)
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