Windows 7搭載で3万円台のタワーPCも
「HPE」シリーズ
デスクトップPCではミニタワー型の上位機種「HPE」シリーズで、「HPE-290jp」「HPE-280jp」「HPE-260jp」の3モデルが登場。また、エントリーモデルの「p6000」シリーズでは、OS付きで3万円台という低価格モデルが登場している。発売日は、店頭モデルおよび260jpが6月下旬、そのほかのHP Directplusモデルが6月17日となる。
フラッグシップモデルとなるHPE-290jpの店頭モデル（予想実売価格20万円前後）は、従来機（HPE-190）からCPUとHDD容量がスペックアップし、CPUはCore i7-920（2.66GHz、TB時最大2.93GHz）から同930（2.80GHz）に、HDDは1.5TBから4TBになった。また、USB 3.0ポートを搭載する。
HPE-280jp（最小構成価格7万5000円前後）とHPE-260jp（同5万5000円前後）はともにHP Directplusモデルのみの提供となる。280はCPUにCore i5／Core i7を、260はAMDのPhenom IIを選択できる。
いずれもHP Directplusモデルではグラフィックスに「NVIDIA GeForce GT320」や「ATI RADEON HD5450」「同 HD5570」を新たに選べるようになっている。
「p6000」シリーズ
「s5000」シリーズ
p6000シリーズは、店頭モデル、HP Directplusとも全般的にマシンスペックが強化されている。その中でも注目は、Windows 7 Home Premium搭載で最小構成価格3万9900円というHP Directplusモデル「p6440jp/CT」だ。Core i3-540（3.06GHz）、1GBメモリー、250GB HDD、DVD-ROMドライブというスペックとなる。
そのほか、省スペース型の「s5000」シリーズも若干スペックが強化された。店頭モデルはグラフィックスにGeForce 315を新たに採用し、Office Personal 2010を搭載。一方HP Directplusモデルでは、AMD 760Gチップセットを搭載する「s5430jp/CT」（最小構成価格3万9900円）が追加され、CPUで6コアのPhenomII x6が選択できるようになっている。
ディスプレー一体型は4機種が登場
「HP TouchSmart PC 600」（左）と「HP TouchSmart PC 300」（右）
タッチパネルを採用するディスプレー一体型パソコン「HP TouchSmart PC 600」と「HP TouchSmart PC 300」は、HP Directplusモデルにおいてタッチ操作用ソフトウェア「TouchSmart」をバージョンアップ。Twitter投稿機能やペイントソフト機能などが追加されている。
HP TouchSmart PC 600は23型ワイド（1920×1080ドット）ディスプレーを搭載。店頭モデル「600-1290jp」（予想実売価格25万円前後）はCore i7-820QM（1.73GHz）、8GBメモリー、1.5TB HDD、BD-ROM/DVDスーパーマルチのコンボドライブを搭載する。
一方のHP TouchSmart PC 300は20型ワイド（1600×900ドット）ディスプレーを搭載。新機種はHP Directplusモデルのみで、CPUにAthlon II x3 405e（2.3GHz）を搭載する「300-1230jp」（直販価格11万9910円）のスペックは、4GBメモリー、750GB HDD、DVDスーパーマルチドライブとなる。
いずれもOSはWindows 7 Home Premium（64bit版）を搭載する。
「HP Pavilion ALL-in-One PC 200」
21.5型ワイド（1920×1080ドット）ディスプレーにデジタル3波テレビチューナーを搭載する「HP Pavilion ALL-in-One PC 200」は、新たにLEDバックライトを採用。さらに従来機はCPUにPentium E5400（2.7GHz）を採用していたが、新機種ではCore i5やCore i3を採用。CPUを強化している。
HP Directplusモデルの「200-5140jp」（直販価格11万9910円）は、Core i5-650（3.2GHz）、4GBメモリー、640GB HDD、DVDスーパーマルチドライブを搭載。グラフィックスにはGeForce G210を採用する。OSはWindows 7 Home Premium（32bit版）。
「HP Pavilion ALL-in-One PC MS200」
18.5型ワイド（1366×768ドット）液晶ディスプレーを搭載する「HP Pavilion ALL-in-One PC MS200」はCPUを強化。店頭モデル、HP DirectplusモデルともにAthlon II X2 250u（1.6GHz）からAthlon II X2 260u（1.8GHz）に変更された。さらにOSがWindows 7 Home Premiumから同Professional（いずれも32bit版）に変更されている。
メモリーはいずれも4GBで、500GB HDDにOfiice 2010 Personalが搭載される店頭モデルの予想実売価格は9万9800円、320GB HDD搭載でOfficeは非搭載のHP Directplusモデルは6万9800円となる。
