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PoE+対応で、10Gbpsもサポート。スタックまでできてこの価格!

エッジなPoEスイッチ「GSM7228PS」突撃レビュー

2010年07月22日 09時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

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共通のGUIで設定もわかりやすい!

 さらに特徴的なのは、スマートスイッチと共通のGUIで簡単に設定が行なえる点だ。GSM7228PSの特徴の1つが、わかりやすいGUIの設定画面だ。ネットギアではSMB向けの「ProSafe」ブランドでL3スイッチ、L2スイッチ、スマートスイッチ、ノンインテリジェントスイッチを展開している。このうち、ノンインテリジェントスイッチ以外は、Webブラウザベースの共通の管理画面を持っている。このProSafe Control CenterというGUIメニューは、スマートスイッチでもL2スイッチでも共通の直感的な操作感を持つもの。そのため、スマートスイッチが使えれば、上位機種となるL2スイッチでも導入しやすいわけだ。さっそく中身を見てみよう。

 ProSafeシリーズでは、DHCPがデフォルトで動いているため、設定ツールの導入は容易だ。ケーブルを挿し、Webブラウザでアドレスを開き、認証を行ななえばよい。システム全体、スイッチング、ルーティング、QoS、モニタリング、メンテナンス、ヘルプなどのメニューが並んでいるので、操作に応じて、開けばよい。スタックした場合でも、VLANやSTP(Spanning Tree Protocol)などもスタックを意識せずに設定できる。

これぞGUI。ポートを前面から見たビューで接続状態を確認できる2台スタックされている場合でも状態を確認可能
VLANインターフェイスでルーティングを設定するためのウィザードが用意されているPoEの詳細設定。電源管理のモードや利用上限のしきい値を設定できる

 以上、非常に尖ったスペックを持ったネットギアのGSM7228PS、GSM7252PSについて見てきた。10GbE+スタック+PoE+という特徴は唯一無比であり、ユーザーの要件がはまるのであれば即導入といった感じだ。今は少数のギガビットポートで十分だが、将来的には10GbEとポート倍増といった計画があるユーザーにも、おすすめしたい。

サポート充実!でも安い!「ProSafe Plus」にも注目!


 ネットギアからは新たに「ProSafe Plus」というラインナップも登場した。これは必要な機能を盛り込みつつ、設定を容易にしたラインナップでスマートスイッチとノンインテリジェントスイッチの中間に位置する。

 その第一弾として登場した「JFS524E」は、Fast Ethernet対応ポートを24ポート搭載したスイッチ。税込1万4590円と価格を抑えつつ、VLAN(ポートベースとタグ)、QoS、ポートミラーリングなど企業向け製品の機能を搭載している。ノンインテリジェントスイッチにわずかな金額(実勢で1500円程度)を追加するだけで、VLAN、QoS、ポートミラーリングの機能が追加される。そもそも価格自体が他社のノンインテリジェントスイッチに比べて安価なので、企業での利用を考えれば、お得な選択といえるだろう。

 ProSafeシリーズの最大の特徴は、期限を定めずにサポートされるライフタイム保証が付くこと。利用している限りサポートが継続されるので、安心して利用できる。

Fast Ethernet対応の24ポートスイッチ「JFS524E」

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