昨年頃からMacの普及に拍車がかかっている。iPhoneとiPadの人気も引き金になっており、ユーザーが増えているのだ。確かにネットやメール、そしてiPodやiPhoneとの連携だけならMacで問題ない。しかし、Windowsを長年ヘビーに使っているユーザーは、選択肢に入れることさえなかった。多くの人は今でもそうだろう。
しかし、時代は変わっている。意外と(失礼)Macの進化は進んでおり、もはや「そろそろWindowsじゃなくてもいいかな」と思えるようになった。そこでWindows 3.1からのWindowsユーザーである筆者が、Macを使ったことはないが買い換えに迷っている人のために、背中を押して差し上げよう。
MacBook Proは安くてスタイリッシュ
かつては「Macは高い」というイメージがあった。しかし、それもここ数年で大幅に値落ちしており、手が届くどころかお得なレベルになっている。例えばMacBook Proなら、13インチモデルが11万4800円、15インチが16万8800円、17インチが21万8800円から購入できる。強力なインテルCPUを搭載し、最新モデルはGPUも高性能になっている(関連記事)。
その中でも、筆者がコストバランスに優れていると思ったのが、15インチのCore i5モデル。HDD容量が320GBだが、17万円以下で手に入る。性能は全体的に高く、ヘビーな作業でも軽々こなせる。Core i7モデルはさらに強力で、SSDにすればより高速だが、さすがに高すぎるように感じる。予算があるなら文句なしにお勧めだが……。ちなみに、予算がないならMacBookを選ぶ手もある。性能は控えめだが、9万4800円からと格安だ。
ASUSTeKやAcerなどからは、同程度のスペックで10万円前後と安いモデルも発売されている。しかし、東芝やソニーといった国産の高性能モデルと比べると同程度の価格帯だ。価格でMacを避ける必要はない。
Macを選ぶ理由として、筆者にとって一番大きい理由は「美しいから」だ。圧倒的にスタイリッシュなプロダクトデザインは、「使う喜び」という普通はあまり意識しない価値観を思い出させてくれる。「Macは格好いいから買う」。理由なんてこれでいいと思う。
Macを選ばない理由として、価格以外にもハードルはある。ウェブやメールなど普段の作業は問題なくできるのか? 手持ちのWindows用周辺機器は使えるのか? マイクロソフトのOfficeは使えるのか? などなど。結論から言えば、基本的に問題なし。MacBook Pro 15インチモデルを使っている筆者の環境をベースに、それぞれチェックしてみよう。
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