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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第156回

丸子川に神田川――川のほとりの猫

2010年06月11日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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神田川と鶴見川で見かけた猫

画面右の鉄橋とコンクリートの間にちょろっと猫が見えてる。最初見つけたときはびっくり。写真左手にあるのが神田川(2005年5月 パナソニック LUMIX FX8)

画面右の鉄橋とコンクリートの間にちょろっと猫が見えてる。最初見つけたときはびっくり。写真左手にあるのが神田川(2005年5月 パナソニック LUMIX FX8)

 お次は神田川。たまたま神田川沿いの道を自転車で走っていたときのこと、井の頭線の鉄橋の下にちょっと違和感を感じたのだ。通り過ぎて振り返ってみると……隙間に猫がいるっ。

 小さくてわからないので近寄ってみた。線路のすぐ下で年とった猫が日向ぼっこしてるではないか。

近づいても逃げないくらい健康状態がよくなさげな猫でした(2005年5月 パナソニック LUMIX FX8)

近づいても逃げないくらい健康状態がよくなさげな猫でした(2005年5月 パナソニック LUMIX FX8)

 いやあびっくりした。このあたりは何度も通るのだが、猫をみかけたのはこの日だけ。電車が通るたびに揺れるしうるさいしで気にならないのかなと思うのだが、平気なのだろう。

 最後は大きな川。神奈川県の鶴見川を散歩していたら見つけた猫。こっちへとことこと歩いてきたのでカメラを向けたら、狙いはわたしじゃなくて、草でした。

土手で草をはむ猫。おいしそうにくらいついておりました(2009年4月 ニコン D90)

土手で草をはむ猫。おいしそうにくらいついておりました(2009年4月 ニコン D90)

 猫は草をはむのが好き。屋外でもこうして草をはむはむしてる姿を時々見られるのだ。

 もうちょっと近づいてくれそうだったので待ってたら、突然背をぐぐっと下げ、土手上を見つめて臨戦態勢に。何がいるのかと思いきや、犬の散歩。犬が猫をみつけてうなってたのである。

いつでもダッシュできる体勢でじっと土手上の犬を見つめるのであった(2009年4月 ニコン D90)

いつでもダッシュできる体勢でじっと土手上の犬を見つめるのであった(2009年4月 ニコン D90)

 そしてこの猫も自分の家へ(鈴をつけてたのできっとそうだろう)帰って行ったのでありました。妙に毛づやがいいと思ったら、飼い猫だったのね。


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筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメのレビューをしている。趣味はネコと自転車で、天気がいい日は自転車で都内を走りながらネコを見つけては撮影する日々。最近の単行本は『デジカメ撮影のネタ帳 シーン別ベストショットの撮り方』(MdN)、『デジカメ撮影の知恵』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫。2010年4月27日発売)。twitterアカウントはogikubokei。ときどき猫動画をアップするYouTubeのアカウントもogikubokei。



*次回は2010年6月18日掲載予定



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