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行っとけ! Ubuntu道場! 第21回

~師範、Ubuntuで音楽はどう楽しめばいいですか?…… ~

2010年06月10日 16時00分更新

文● hito(Ubuntu Japanese Team) イラスト●瀬尾浩史

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みんなは、どんなプレイヤーを使ってる?

小林:PCと連携して音楽を楽しむ場合、「ポータブルプレイヤーで持ち出す」というのも重要なポイントですね。ライブラリを作って、それを持ち出す、と。

ミズノ:端的にはiPodとかですね。

hito:これもまず最初に、みなさん何を使ってますか系の質問からスタートしましょうか。

ミズノ:iPod nanoとiPhone使ってるお。ちなみにiPod nanoはマイクとセットで取材用のアイテムだったりもします。

あわしろいくや:iPodへの転送とかってどうされてるんですか? 確か、iPodって初回はiTunesと接続しないといけないんですよね?

ミズノ:MacのiTunesで。

小林:ミズノさんはMacも使われてますからね。

ミズノ:だってEmacsとターミナルさえ動けばそれでいいんだもん! 別にUbuntu必須ってわけでもないし。Macの良さについて小一時間語りましょうか?

瀬尾浩史:待つペン。そこのEmacs使い。それ以上やるとあとで編集Sおねーさんに怒られるのペン!

ミズノ:ハリセンこわい。やめときます。

hito:そうして頂きたい。まとめる身としても。

やまね:そこの黒幕は何を使ってるんでしょ。

hito:iPod Classicの160GBモデルがいます。第六世代の古い方の160GBモデル。

小林:iPodの中では現在のところ最大容量のモデルですね。

あわしろいくや:これも初回接続時にはアクティベーションが必要ですよね? シンクロはともかく。

hito:初回のシンクロと、ストレージ領域の設定だけWindowsのiTunesでやりました。てーか、そもそも音楽用がメインじゃないので、シンクロはあまりしなくても良くてですね。

ミズノ:……なにか間違った使い方の予感。

hito:だってほら、USB HDDだと持ち込めないところにもiPodなら持ち込めたりするじゃないですか。なので、マシンにつないでブートすると、いろいろと妙なものが起動したりするものが……。

瀬尾浩史:待つペンそこの黒幕。それ以上やるとあとで編集Sおねーさんにボコられるのペン! そういうダークサイドすれすれなことは扱うでない、って。

hito:はう。危険。ということで次。やまねさんどうぞ。

やまね:うちもiPodなんですが、先日壊れましてね。叩いても叩いても動かなくなりました。

瀬尾浩史:それまでは叩いたら動いてたのペン?

やまね:ええ、叩かれるたびに強くなる良い子でした。見習わないと。

ミズノ:iPod使ってるとはやまねさんらしくない。転送どうしてるんですか?

やまね:あぁ、私のはふるーいiPodだったので普通にUSBマスストレージとして見えるんです。iTunesなしで転送可能。

hito:普通にUSBのディスクのように見えるパターンが一番ですよねぇ。

瀬尾浩史:黒幕が言うとなにか違う意味に聞こえるペン……!

あわしろいくや:この辺で一応、ちょっと説明ゼリフを入れておきますかな。ポータブルプレイヤーに音楽を入れて持ち出すためには、PCから音楽を転送しておく必要があります。この転送処理、「USBメモリみたいに見えるもの」(USBマスストレージ対応)、「何らかの専用ソフトが必要なもの」の2種類に分かれます。

hito:後者の代表格がiPodとiTunesの関係ですね。あと、専用ソフトが必須なものだと、ものによってはWindowsでしか動かなくて涙目、みたいな展開がありえます。昔のソニーのウォークマンはそんな感じでした。最近のはUSBマスストレージとしても見えるそうですが。

小林:ということで、Ubuntuでポータブルプレイヤーを使う場合、「専用ソフトが必要ないか、あるいはUbuntuでも対応できるもの」という条件がありますね。

瀬尾浩史:メジャーものは大抵大丈夫なハズペン。

ミズノ:最近のLinuxならiPodやiPhoneもそのまま見えるんですけどね! もちろんUbuntuでも。 ただマイナーなプレイヤーを買う場合、事前に確認が必須、ってことですね。

Ubuntu 10.04は初めからiPhoneとの接続に対応していて、中身もまるっと見られるようになっている。たとえばiPhone内の「.m4a」ファイルのプロパティを見ると、曲名やアーティスト名もわかるし、再生もできるのだ

hito:専用ソフトだけではなくて、さらに「対応フォーマット」という罠がありまして。


(次ページへ続く)

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