お酒がテーマのドラマCDだけど
必殺技が出てくる?
レイヤーさんとプロデューサーの挨拶が終わると、司会進行を務める酒井香奈子さんが登場。その酒井さんの呼びかけで、声優の近藤佳奈子さん(おぎん役)、田中理恵さん(おじょう役)、名塚佳織さん(まいか役)、酒販店グループの飛夢 代表取締役である市村栄氏が壇上に上がり、記者発表が行なわれた。登壇者の挨拶が終わると、さっそく取材陣の質疑応答が始まった。
――キャラクターを演じるにあたって気を付けたことは?
【近藤】 先にキャラクターを起こしてから、そのイメージをお酒に反映しているので、この流れを壊さないようにストレートに演じました。
【名塚】 キャラクターに声を吹き込んでからお酒を作っているので、イラストから感じるイメージを大切にしました。個人的には、いつかまいかを製造している酒蔵に行きたいです。
【田中】 やっぱりお2人と一緒で、キャラクターからずれないように注意しました。
【市村】 通常の擬人化とは行程が逆ではあるのですが、やはり擬人化というジャンルを意識して作りました。お酒のファンの中にも、アニメ業界のファンがいて、その方たちのアドバイスをいただいているというの大きいです。協賛メーカーさんたちに、擬人化というキーワードを理解していただくのには、かなり苦労しましたね。
――ドラマCDの見所は?
【近藤】 必殺技のシーンですね~。
【田中】 あ、私も(笑)。お酒がテーマのドラマCDなのに、必殺技が存在していて、しかもそのネーミングがとてもユニークなのにはびっくりしました!
【名塚】 お酒になっている各キャラクターたちには、ツッコミ役がいないんです。なので、池澤春菜さんが演じていられるブランデー伯爵というキャラクターが、ツッコミ役ではなかったことに驚きました。
【酒井】 私個人として、演技の引き出しが増えたところですかね。スタッフさんには、周りが萌えるから私は萌えなくていいと言われたので、はっちゃけてます(笑)。
――お酒にまつわるエピソードについてお聞かせください。
【名塚】 20~21歳のときは、毎晩飲んでました。先輩であるかないみかさんや志村紘さんと一緒に飲むことが多いのですが、ある時ふたりのケンカを仲裁したところ、かないさんに「魔法使い」というあだ名をつけられてしまいました。
【田中】 打ち上げのときに、飲みすぎてしまい、トイレにこもったことがあります。しかも、そのままトイレの中で寝てしまったうえ、一緒に来ていたメンバーが私は帰ったと勘違いして、置いてきぼりになってしまいました(笑)。
【近藤】 私自身、あまりエピソードはないのですが、事務所に大ベテランの酒豪がいるためか、自分も含め周りにお酒好きが多いです。声優を目指しているみなさん、お酒好きじゃなくても入れるので、ぜひウチの事務所に来て下さい(笑)。
【市村】 ワインの販売もしているため、ヨーロッパに行くことが多いのですが、その帰りの飛行機でワインを飲みすぎてトイレでダウンしてしまったことがあります。しかも、帰国後、検査をしたらアルコールアレルギーが発病しているとの診断が出てしまいました。仕事柄、味見まではするのですが、ほぼ胃には入れません。そのため、今は飲みたくても飲めないという状況です。
取材陣のみだけでなく一般参加者もいる発表会ということもあり、各人、笑いを誘うエピソードで会場を沸かしてくれた。ここで第1部が終了した。
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