ビジネスPCにCore i7は必要か?
さて、今回ベンチマークの評価機として用意したのは、CPUとしてCore i7-620M(2.66GZHz)、メモリーはPC3-10600に準拠したDDR3メモリーを4GB、HDDは160GB、無線LANを搭載したモデルだ。また、液晶ディスプレーはフルHDに変更している。SSDを搭載していないこと以外はほぼフルスペックにカスタマイズしてあり、この構成での価格は、32万9910円だ。
なお、今回は試作機なのでベンチマークの結果などは、その点を留意して頂きたい。
さっそくCrystalMark 2004R3を用いてパフォーマンスを計測したところ、総合結果のMark値が「119559」、CPU性能を表すALU値(整数演算速度)は「35820」で、FPU値(浮動小数点演算速度)は「35735」となった。
やはりCPU性能はCore i7だけに非常に高い。高度な演算処理を求められる用途はもちろん、仮想マシンを複数台動作させながら作業を進めるといった用途では、Core i7のパフォーマンスの高さが活きるだろう。
ハイエンドノートPCでもバッテリーは長持ち
Core i7搭載となると、バッテリー駆動時間も気になるところなので、こちらも計測してみた。計測ソフトにはBBenchを使用し、キーストロークとWeb巡回をONにしている。PC側はWindowsの設定で省電力モードにし、輝度は最大、無線LANはONの状態だ。こうした悪条件下にもかかわらず、公表されているバッテリー駆動時間の約2.2時間(JEITA1.0準拠)を超えて、3時間27分14秒となった。
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