AMD製CPU搭載機がラインアップ
VAIO Eシリーズ
15.5型ワイド/1366×768ドットの液晶ディスプレーを搭載するスタンダードな大型ノート「VAIO E」シリーズは、新たにAMD製CPUを搭載したモデルが加わった。さらに、全機種がフルサイズテンキーを搭載し、天板デザインも一新されている。
ラインアップは大きく2つに分けられる。まずインテルプラットフォームを採用した「EB」シリーズがあり、こちらはCore i5搭載の「VPCEB29FJ」と、Core i3搭載の「VPCEB28FJ」の2機種となる。新しいAMDプラットフォームは「EE」シリーズで、「VPCEE26FJ」の1機種がラインナップされている。
EBシリーズの変更点としては、Core i5搭載機のCPUがCore i5-450M(2.40GHz)となり、中位モデルではCore i3-350M(2.26GHz)になるなど、それぞれ強化された。また、両機種ともに新たにOffice Home and Business 2010が付属する。
予想実売価格と発売日は、「VPCEB29FJ」が約16万5000円前後で6月26日の予定、「VPCEB28FJ」が約14万5000円前後で6月19日の予定。
一方のEEシリーズは、CPUとしてAthlon II P320(2.1GHz)を搭載し、メモリーは4GB、320GBのHDDを搭載する。グラフィックス機能としてMobility Radeon HD 4250(AMD M880Gチップセット内蔵)を採用し、低価格ながらグラフィックス性能ではインテルモデルより優れる。またOfficeにはOffice Personal 2010をプリインストールする。OSはWindows 7 Home Premium 64bit版。予想実売価格は約11万円前後で、7月発売の予定。
VAIO Eシリーズのラインアップ | ||||
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製品名 | CPU | GPU | BD/DVD | 予想実売価格 |
VPCEB29FJ | Core i5-450M 2.40GHz | インテルHDグラフィックス | BD | 約16万5000円 |
VPCEB28FJ | Core i3-350M 2.26GHz | DVD | 約14万5000円 | |
VPCEE26FJ | Athlon II P320 2.1GHz | Mobility Radeon HD 4250 | 約11万円 |
EシリーズのVOMモデルでは、新色のマットピンクが追加され、計8色のカラーバリエーションから選べるようになった。最小構成価格は15.5型ワイド液晶ディスプレーモデルが7万9800円から、14型ワイドは6万9800円から。それぞれ6月19日から発売される予定だ。
スペックを強化して一新
VAIO Mシリーズ
今回新登場となる「VAIO M」シリーズは、従来「VAIO W」シリーズとしてラインアップされていたネットブックの後継シリーズになる。CPUがAtom N470(1.83GHz)に強化され、USBポートが3ポートに増えた。
バッテリー容量もアップして、駆動時間は約1時間延びた最大4.5時間となっている。その一方、重さは約1.4kgと、従来機種よりも約210g増えている。また、キーボードがアイソレーションタイプから一般的なキーボードに変更されている。
Officeアプリケーションとしては、新たにOffice Personal 2010 2年間ライセンス版が付属する。予想実売価格は約6万円前後。発売日は6月19日の予定だ。なお、従来の「VAIO W」シリーズは、VOMモデルとして継続販売される。
