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COMPUTEX TAIPEI 2010レポート 第17回

ASUSTeKに2つのハイエンド衝撃仕様「X58」搭載マザーが登場

2010年06月04日 13時00分更新

文● 増田

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 ASUSTeKは、TICC(台湾国際会議センター)入ってすぐの両サイドに、圧倒的なボリュームのブースを構えている。ここでは、自作パーツ中心に紹介していく。

TICC(台湾国際会議センター)入ってすぐの両サイドに、圧倒的なボリュームのブースを構えているASUSTeK。もちろん現地台湾では有名な企業のひとつだ

「TUF」シリーズ第2弾「SABERTOOTH X58」

堅牢性・安定性・長寿命を追求したという「TUF(The Ultimate Force)」シリーズ第2弾となる「X58」搭載マザーボード「SABERTOOTH X58」

 マザーボードで注目したいのは2モデル+1。まずは、堅牢性・安定性・長寿命を追求したという「TUF(The Ultimate Force)」シリーズ第2弾となる「X58」搭載マザーボード「SABERTOOTH X58」だ。
 チップセットやMOSFET用のヒートシンクにセラミックコーティングを施してあり、過酷な環境においても十分な放熱を行なうことが可能というコンセプトは今回も健在。ブース内のデモでは、CrossFireX構成にした同マザー採用システムを故意に50度近い環境の中で動作させるという耐久実験のようなことを実施していた。発売は「もうすぐにでも」ということで、近いうちに店頭に並ぶこととなりそうだ。

Radeonオンボードのインテルマザー「IMMENSITY」

R.O.G.シリーズの最新モデルとして「IMMENSITY」が登場。「Hydra 200」に加えRadeonシリーズのGPUをオンボードするという衝撃の仕様。年末に向けて鋭意開発中だ

 ゲーマー向けブランド“Republic of Gamers”(R.O.G.)シリーズの最新モデルとして「IMMENSITY」が登場。チップセットに「X58」を採用するハイエンドモデルなのだが、さらにLucidLogix Technologies社製のブリッジチップ「Hydra 200」を搭載。さらにさらに、基板上にはAMD RadeonシリーズのGPUがそのまま載せられているのである。
 同社によると「ビデオカードを用意しなくても、メインに差したビデオカードとの協調動作が可能となる」という、なんとも強烈なモデル。どのクラスのGPUが採用されるのかといった点はもとより「現時点では不確定要素がかなり多い」という製品だが、ユニークな試みであるのは確かだ。「Sandy Bridge世代に切り替わる前にはリリースする予定」とのことなので、年末に向けて鋭意開発中ということだろう。

ケースに収納不可能な「ROG Xpander」

「ROG Xpander」

「Rampage III Extreme」においてGeForceの4-way SLI動作を可能とするハイエンドユーザー向けのカード「ROG Xpander」。かなりニッチであるのは間違いない

 2モデル+1の「1」は、諸所では話題となっている「ROG Xpander」。ASCII.jpではお初となるのでこの場を借りて紹介したい。同製品は、先日発売となった「Rampage III Extreme」の拡張スロットに重ねて装着することで、GeForceの4-way SLI動作を可能とするハイエンドユーザー向けのカード。
 基板上にはPCI Express 2.0ブリッジ「nForce 200」を2基搭載し、冷却クーラーも備えている。もっとも「装着した場合、ケースには収納不可能となります」という、ウルトラハイエンドユーザー限定のアイテムとなる。

「Radeon HD 5870」×2基の限定版「ARES」

「Radeon HD 5870」を2基搭載した「ARES」。国内には数本しか出回らない予定だ

 その他、ビデオカードでは「Radeon HD 5870」を2基搭載した「ARES」も展示中。豪華ケースに入った限定モデルで全世界1000本限定発売。国内にも数本しか入荷しないという貴重なモデルだ。

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